1回5失点の投手に「申し訳ないことをした」 DeNA三浦監督が“謝罪”した深いワケ

DeNA・三浦大輔監督【写真:町田利衣】
DeNA・三浦大輔監督【写真:町田利衣】

これまで今季10試合無失点の快投を続けていた

■ヤクルト 9ー2 DeNA(21日・横浜)

 DeNAは21日、本拠地・横浜スタジアムでヤクルトに2-9と完敗し、連勝が「3」でストップした。これまで今季10試合を無失点に抑えてきた平田真吾投手が9回に登板し、1イニング5失点と炎上したが、三浦大輔監督は「今まで本当にいい投球をしてくれた」と労い、「申し訳ないことをした」と“謝罪”の言葉まで口にした。

 この日のDeNAは先発投手の上茶谷が初回、いきなり塩見に先頭打者本塁打を浴び、2回にも内山壮に適時二塁打、長岡に2号2ランを許し計4失点。それでも3回以降は立ち直ってスコアボードに「0」を並べ、7回からは三上、入江、砂田が無失点リレー。打線も2回に2点を返し、希望をつないだ。

 2点ビハインドで迎えた9回。三浦監督は満を持して、4月23日の1軍昇格以降、10試合(計9回1/3)を無失点に抑えていた平田を投入した。しかし、先頭打者・内山壮の左前打、犠打野選などで2死一、二塁とされ、山崎に左中間を破る2点二塁打、さらに村上には右中間席中段へ13号3ランを浴びたのだった。平田の今季防御率は、0.00から4.35へ一気に跳ね上がった。

 三浦監督は試合後、「平田は確かに打たれたが、今までしっかり役割を果たしてくれた。今日はチーム事情で代えてやることができず、あのイニングを投げ切ってもらった。申し訳ないことをした」と頭を下げた。

1試合平均4.51人の継投はリーグ最多、リリーフ陣に負担

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