1軍初昇格の新星・渡邉陸をどう使う? 鷹・藤本監督が試合前に語った一問一答

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

松田のスタメン起用を明言「松田がサード」

 ソフトバンクは24日、敵地・横浜スタジアムでDeNAと「日本生命セ・パ交流戦」の初戦を戦う。昨季は5勝9敗4分けの11位に沈んだ交流戦をいかに戦うか。この日1軍初昇格した渡邉陸捕手をどう使うのか。試合前に藤本博史監督が報道陣に対応し、考えを語った。

 藤本監督の一問一答は以下の通り。

――DeNA先発の今永投手は先週13奪三振と好投した。
「日本シリーズの時に、今永、浜口、石田という左3人にちょっと苦しめられたっていうのをなんとなく覚えてるよね。あまりセ・リーグと対戦がないんでね。今永はいいピッチャーだし、明日のロメロは僕は知らないけど、浜口もいいピッチャーだと思う。普通に今まで通り戦うだけであって、ただビジターの試合っていうのは、ピッチャーが打席に立つんで。より一層先に点取って、と考えたら、得点圏、得点圏っていうのは作戦として考えて、そこで1本出してもらうって形で進めていかないといけないかなと考えてます」

――甲斐選手や柳田選手は東京五輪以来の横浜。
「ここはすぐホームランが出るからね、ピッチャーの方はちょっと、高めのボールだけ注意して投げてもらわなきゃいけない。何とか3連戦のアタマをとって、いい形で入っていきたいと思いますね」

――今永投手だと松田選手あたりがスタメン。
「さすがやね。松田がサードですよ。ちょっと期間が空きすぎてるからね。でも、サードのポジションはまだ固定されてないという中で、前も言ったように、ベテラン、中堅、若手というところが競争する中で、前回、(野村)勇がロメロの時にスタメンで出たけど、バットを振るのはいいけど、もう少しタイミングってのを考えたバッティングしないと。あんだけ三振しとったら、次、まだ期間が空くよという形になってしまう。その辺を打撃コーチも話してたんすけど、やっぱタイミングの取り方を教えてやらないと、なかなかレギュラー取るのは難しいよ、と。みんないいもの持ってるんですよね、野村勇なんか速い足、走塁面とか守備もそこそこできるし、肩も強いし、今リハビリ行ってるけど、佐藤直も一緒ですよね。その中でやっぱりバッティングっていうところをね、もう少し考えていかないと、レギュラー取るのは難しいですよね、リチャードには速い足も強い肩も、スローイングはいいけど、守備範囲にしても野村勇より少し落ちるわけだよね、何が勝っているかといえば、やっぱりロマン砲ですよね。それをうまく使ってくれたらいいけど、なかなかそれが使えてないから、サードのポジションが固定されない。ここにガルビスもいますからね」

宿舎で偶然、アレックス・ラミレス氏と会話したという藤本監督