甲斐拓也の正捕手の座は揺るがないのか? 藤本博史監督が語る“捕手起用論”

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

「甲斐のところは勝っていたら代えないとシミュレーションでやっている」

 プロ野球では24日から「日本生命セ・パ交流戦」がスタートする。ソフトバンクの藤本博史監督がセ・リーグとの対戦を前に交流戦での戦い方を展望。その中では、正捕手である甲斐拓也捕手への揺るがぬ信頼感も口にした。

 セ・リーグのホームゲームでは投手も打順に入ることになる交流戦。普段のパ・リーグの試合以上に勝負どころでの仕掛け、代打策や継投策などの采配が鍵を握る。藤本監督も「勝負のかけ時は難しい。責任重大だと思いますね」と語る。

 主に代打を送るのは投手が入るであろう9番と、そして8番に座る捕手の甲斐のところになる。指揮官は「現状ではね、甲斐のところは勝っていたら代えないと、そういうシミュレーションでやっている。ビハインドの時は3打席目には代打はある」と明かす。

 甲斐といえば、侍ジャパンの一員として東京五輪で金メダル獲得に貢献した、言わずと知れた球界屈指の捕手。その一方で今季はここまで打率.182と打撃不振に苦しみ、リード面で藤本監督から苦言を呈されたことも何度もあった。4月の札幌遠征では3回という異例の早さで交代したことも。その後、宿舎で会談をもった。

「ディフェンスに関しては日本一のキャッチャー。そこは揺るぎない」