交流戦9勝9敗に「悲観することはない」 鷹・藤本監督の試合後の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

6回1安打無失点の和田は「いいピッチングしてくれました」

■ヤクルト 3ー0 ソフトバンク(交流戦・12日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは12日、本拠地PayPayドームでヤクルトと戦い、0-3で敗れて同一カード3連敗を喫した。先発のベテラン和田毅投手が6回まで1安打無失点と好投しながらも、打線がまるで援護できず。8回に又吉克樹投手が3点を失ってリードを奪われると、反撃できないまま敗れた。

 これによって今季の交流戦は9勝9敗の五分で終えることに。2年連続で勝ち越しを逃すことになった藤本博史監督の試合後の一問一答全文は以下の通り。

――和田投手は素晴らしかった。
「良かったですよ。(7回は)本人も行きたい思いはあったけど、少し張りが出てきたということで(代えた)。大体今まで100球投げてない、大体80球、90球で終わってる。前回も足がつって終わっているから。本人に『行けるか?』って聞いたら『行きたいですけど、張りが』というところで代わりましたけど、いいピッチングしてくれましたよ。飛ばしてくれました、最初から」

――村上選手に対しても、お手本のような内角攻め。
「今日はバッテリーでしっかり、2試合は村上でやられたといっても過言じゃないですけど、そこはバッテリーでしっかり工夫してインコース攻めをやってくれましたよね。攻めて攻めてのフォアボールはOKだからということで、結局そういうところで抑えられたというのもあるんじゃないかなと思います」

――なんとか援護したいところだった。
「ピッチャーが良かったら、そう簡単に繋がることもない。一応、これでひと区切り、交流戦は終わったんで。ヤクルトには3連敗しましたけど、これは悔しいけど、9勝9敗の5分ということで悲観することもないし、目指すはペナントレースなんで。17日からの楽天戦に向けて、明日、明後日休んで、2日間練習して。2軍の試合に行くから1日の休みの人もいますけど、そこはこの4日間をいい4日間にして、17日から楽天戦、オリックス戦と5試合ありますけど、そこを万全で開幕戦のつもりでやっていきたいと思います」

――松田選手の牽制死は痛かった。
「まあ、ね……。面白いことやってくれます。俺は初めて見たよ、ああいうの。痛いけど、ボーンヘッドは野球にはつきものですから。それをなくしていくこと。1回すれば2回目はない。それがプロですから。次回はそういうことはないと思うし、(野村)勇も最後はヒットになりましたけど、いいミスの経験をしてるというかね。次回はああいうのは体をどっちに向けたらいいんだとか、その辺は守備コーチと4日間で反省してもらって、また後半、頑張ってもらうっていう形でやっていきたいと思います」

――又吉投手は疲れもある。
「みんな疲れありますよ」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)