2軍降格の渡邉陸に求められることとは? 鷹・小久保2軍監督の一問一答全文

ソフトバンク・渡邉陸【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・渡邉陸【写真:藤浦一都】

15日の2軍戦には1軍選手が出場予定「2軍の選手は出られません」

 ソフトバンクの2軍は14日、タマスタ筑後でウエスタン・リーグの中日戦に6-2で敗れた。先発のカーター・スチュワートJr.投手が制球に苦しみながらも、5回を投げてソロの1失点。だが、2番手の田浦文丸投手が3失点。5番手の重田倫明投手が2失点と踏ん張れなかった。打線は岡野祐一郎投手の前に7回まで得点出来ず。8回に、この日が実戦復帰となった佐藤直樹外野手が代打で中前打を放ち、途中出場の小林珠維内野手が適時三塁打。相手バッテリーのエラーもあって2点を返したが、反撃もここまでだった。

 試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。

――佐藤直樹選手が実戦復帰で初球ヒット。
「バッティングは1打席ではわからないですけど、まずは走れたことと、ワンバウンドでスタートしてほぼ全力に近い形で走ったように見えたし、あとはレフト線の対応も庇うような素振りじゃなかった。久しぶりに試合に出て、走っての張りが明日どのぐらい来るかはチェックしないといけないですね」

――正木選手は調整のための出場?
「調整というか1軍からの指令です。明日、明後日もずっと出ます。そこ(寮)に住んでるんで、別に」

――明日も1軍から選手が参加する。
「いっぱい来ます。覚えてない。三森は来るね、海野も。明日は野村勇も来るんかな。たくさん来ますよ。明日は2軍の選手は出られません。その話を今してきたんです。だからこそ、その日の4打席、1打席、2打席しかない選手たちは、そのために準備をしっかりしておかないと追い付くのも難しい。優先順位的には向こうから来たら、向こうが出るのが優先なんで追いつけませんよっていう話をしました」

――柳町選手は明日は?
「試合には多分出します」

――今日は体の状態がまだということだった。
「そうそう。だって、まだこっちに来てから100%で走ってなかったんで、いきなり試合は出られないでしょ。だから今日は(出力を)上げて。外野守備も思ったよりも結構動けたらしいんで、明日来てから話しますけど、たぶんDHになるかな。とりあえず守ってバーンといくよりは、打ってから走る方がちょっとはセーブできると思うので」

リチャードの甲子園での走塁は「僕らも明らかにキャッチしたように見えた」

――出場自体は部分的に?
「DHだったら別に3打席ぐらいいってもいいんじゃないですか。朝話してみます」

――リチャード選手は悩んでいる?
「あれが実力です。あんなもんです。自分で考えて、今日はノーステップでやっていましたけどね。上がる前は2ストライクアプローチをノーステップで無理やり強制的にやらせたんですよ。1軍に上がってからは強制的にはやらせていないんですけど、そっちの方がいいということでやっていました。明日は1軍が来るんで、多分、補欠ですね。声出しです」

――甲子園の走塁については。
「球団が対処してるんで、こっちはあんまり何も。僕らも明らかにキャッチしたように見えたんでね。アウトやと思ったんで、だから何が起こったかよく分からなかったんですけど。アンパイア1人がヒットだと言ったみたいで、別にそれに対してリチャードに対して注意とかはしてないですよ。球団が対応してます。アンパイアに対する、意見書は多分出してないと思いますけど、話はしてました」

――監督の目から見て、この先楽しみな選手は。
「正木は1軍上がったしね。正木は状態、本当にすごく良かったんですよ。やっぱり打席での対応が頭を使っているなというか、配球を読んだりっていうところのアプローチがちょっと抜けている。大卒で2位で入ってきてるんで、それくらいしてもらわないと困りますけど、その辺はやっぱりできてるなと思う。多分、最初上がったときよりも彼自身は自信はあると思う。そのまま結果が出てもらえれば、いいですけどね」

「来ないボールでもいかにリードするかというところは大事なんで」

――渡邉陸選手の1軍での成長を感じる部分は。
「今日はちょっと気負い過ぎたんじゃない。2打席目で、5番に入れてたから、バントさせなかったんですけど、配球的にも田浦のいいところをあんまり引き出せなかったし、最後、重田のスライダーのところも多分、高谷コーチとその辺は多分反省、求められてるのは多分そこだと思う」

「来ないボールでもいかにリードするかというところは大事なんで。『僕はこれを(サインで)出したんですよ、(要求通りに)来なかったんで駄目でした』というキャッチャーでは、多分レギュラーを取れないんで。そういうところはそんなすぐに上手くならないですからね。ただ、ブロッキングはあれだけのワンバンを、重田のあんなワンバンを止めて。今日逸らしたのがなかったんで、そういう点ではよかったですね」

――打撃面はどう磨く。
「1軍に上がる前の姿で全然いいと思うんですよね。長打力を求めると、出塁率が多分落ちるんで。もうちょっと振って、ホームラン狙ったら、もうちょっと打てると思います。2割5分で20本ぐらい打つんかってやったら、3割打ちながら、出塁率も4割超えてるような方がいいんじゃないかって。1軍に上がって、無欲の中であれだけ逆方向にホームランを打てるので」

「僕はホームランを打ってきて生き残ってきたタイプだったんで、欲を言えば、ホームランをもうちょっと狙わせたいけど、やらない方がいいかなと僕の中ではね。勝手にヒットの延長がホームランのタイプでいいんじゃないかな。僕はもうホームランの打ち損ないがヒットやったんで。多分それじゃあの出塁率の高さとか、良さが消えるかもしれない」

「2ストライクアプローチとか、今日はちょっと三振しましたけど、低めの見極めとかはもうダントツだったんで。1軍に上がる前はですね。そういうのをやっていけば。『こっちが居心地いいと思うなよ』って話を今日したんで。あっちが本当の世界よ、と。大体落ちてきてね、ずっとやってたら、ちょっと緩くなって居心地いいなって感じるもんなんで人は。こっちの居心地がよくちゃ駄目なんで。居心地悪くなるように接します」

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)