次の1軍昇格候補は? 柳町は「対応が違う」 鷹・小久保2軍監督の一問一答全文

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:福谷佑介】

ファーム調整中の森唯斗は「ユニホームがブカブカに」

 ソフトバンクの2軍は15日、タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグの中日戦に4-1で勝利した。先発の杉山一樹投手が7回2安打無失点7奪三振と好投。9回は森唯斗投手が3者凡退に封じた。打線は初回2死からこの日実戦復帰した柳町達外野手が安打で出塁し、正木智也外野手が右越え適時二塁打。慶大出身コンビで先制点を奪った。2回には増田珠内野手の適時打で2点目。7回には再び正木の適時三塁打で2点を追加。1軍から参加した正木は2安打3打点の活躍だった。

 試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。

――実戦復帰した柳町選手が早速ヒット。
「もう見てて分かるでしょ? 対応が全然違うって。あれが1軍の3割バッター。上がる時もあんな雰囲気あったんですけど、久しぶりに見ると全然対応が違いました。福谷も上で投げてたようなピッチャーなのに」

――明日は守備に就く。
「明日は一応就かせます。それで本人が行けるなら。まだ100では走ってない。80くらい。それでもいけると。上に行くとセンターを守らないといけないし、運動量も増えるんでね。本人の意思を尊重しながら、あとは我々とかコンディショニング担当が『これなら行けるかな』と判断していく」

――藤本監督も17日の最短復帰に向けては慎重。
「行けるかどうかの最後の判断は本人なので。痛いまま、ずっとやっていたみたい。これ以上やると長期離脱の可能性があるので、今は抹消となっている。これで乗り切れるのであれば。今日も100を出してなくても、あれで帰って来れるなら十分戦力として認められると思う。何よりあのバットコントロール見ると使いたくなるよね」

頻繁に行われる入れ替え「藤本監督がすぐにスタメンで使ってくれる」

――死球で退いた三森選手は。
「ちょっとね、大事というか心配ですね。当たりどころがあまり良くなかったです。エルボーガード一応してたんで、ぽっこり腫れてるわけじゃないらしいんですけど。痛みには強い子なので、明日来て腫れていたら試合には出さないですし、途中から上がらせて冷やさせてます」

――森投手が9回に登板。
「元々は9回の予定じゃなかった。杉山が1イニング長く投げた。1個ズレたんです。本当は8回の予定だった。球数的に杉山が7回までいってしまったんで、ということです」

「真っ直ぐの出力という点では自分自身が求めてるところまで戻ってないですけど、それでも投げさせたらちゃんと抑えるわけですから。身体はこの1か月で確実に変化している。それは体脂肪も落として、もう一度身体を作り直そうというのが1つ目的。ユニホームがブカブカになってる。ここまで順調に来ている。1軍の首脳陣がどこで戻すのか、彼自身どこで戻りたいのか、という所の判断になると思います」

――交流戦が終わって1軍は節目に。ここまで野手の入れ替えは盛んに行われてきた。
「いい選手を推薦選手として毎試合提出するんですけど、入れ替えがあると藤本監督がすぐにスタメンで使ってくれている。2軍の選手からすると呼ばれるイコールスタメン。そうなってきてますよ。もちろんこちらにも緊張感はありますけど、行く選手は呼ばれたら1軍に立てると思うでしょうね

 藤本監督は若い選手たちと過ごす時間が長かった監督さんなので。今、使ったら旬なのにという経験もあったと思うので。そういうことを考えてやられています。だからこっちも行ったら、祈るような思いで打席を見てます。推薦してるのは僕らなので『どこがええねん』となったら、僕の眼力にも関わってきます」

育成の中村亮太投手は支配下登録に向け「充分その力はある」

――ピッチャーの入れ替えは?
「今回、甲斐野が上がったので。あとは尾形も、ずっと厳しい9回を投げさせている。尾形の場合は6、7回を任せたらほとんど点を取られないと思うんですよ。でも、1軍に行って活躍するには、ここで9回を投げていることがプラスになるので、そこを加味して報告はしてます。もっと楽なところで投げるより、そこで投げる方が成長できるよという思いでやってくれていると思う。今日は本当は板東、森、尾形の予定だった。あとは中村亮太ですかね。育成なんですけど、1番安心して見ていられる。彼の成長は感じますね」

――7月の支配下登録期限も近づいている。
「充分支配下の力はあります。こればっかりはチーム全体の編成の問題なので。今、いいからすぐそうなる訳じゃないですけど、聞かれたら、充分その力はあるという答えにはなります」

――笹川選手は?
「同じような失敗が減ってくるのが成長だと思うんですよ。いきなり上手くはいかないですよ。彼の場合は明らかに外のボールを、後ろの壁が出てきて手だけで打つっていうのがある。マシンでは左中間に打たせている。引っ張らせない。この1か月くらいやらせていると、投げているからよく分かるんですけど、外の球がやっと下から連動して出てくるようになった」

「鳴尾浜の練習で初めて逆方向にホームラン。今まで打ったこと無かった。彼も成長を感じてると思う。まあ、元々これやりなさいと言って、続くのが1週間くらいだから、1か月以上続いてることが成長。同じことをやり続けられない子が続けているでしょ。まあ、俺の命令だからかもしれないけど。今まで出来なかったことが出来るようになったことが成長」

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)