大関&海野を大絶賛「今日は言うことない」 鷹・藤本監督の試合後の一問一答

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

大関は今季2完封目「今年イチのピッチングしてくれた」

■ソフトバンク 3ー0 日本ハム(25日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは25日、本拠地PayPayドームで日本ハムと戦い、3-0で勝利した。先発の大関友久投手が4安打無四球無失点の好投で今季2度目の完封勝利。今季初スタメンとなった海野隆司捕手も、3打数1安打1打点と先制点を叩き出す活躍を見せ、同級生バッテリーが勝利に貢献した。

 試合後の藤本博史監督も大関と海野の2人を絶賛。指揮官の一問一答全文は以下の通りだ。

――大関投手と海野選手のバッテリーが素晴らしかった。
「そうですね、去年も2軍でバッテリー組んでるんで、海野にしたら入りやすいかなと思ってたんですけどね。大関はすごくいいピッチング、今年イチのピッチングしてくれたんじゃないかなと思います」

――2度目の完封でしかも無四球。
「今年開幕ローテに入ってから、ずっといいピッチングで投げてくれている。ゲームは必ず作ってくれるているんで、これからも期待しています」

――リードした海野選手は先制点ももたらしました。
「あそこはね、何とか1点欲しいところ。三振だけはやらないで欲しいっていうところだったんですけど、何とか食らいついて泥臭い1点を取れたと思います」

――価値ある連勝。
「2つ勝ったんで、3つ勝って3連勝といきたいですね」

(ペン囲み)
――何と言っても大関投手のピッチング。
「本当ね、今日は言うことないですね」

――同級生バッテリーをどう見た。
「大関の場合は今年は本当、ずっとゲームを作ってくれてるんで。本当だったら、あと2つ3つ、勝ちがついててもおかしくないところなんですけど、ちょっと同点になったり、逆転されたりっていうところで2つ3つ損してますけど。今年はもうしっかりと先発ピッチャーの役割っていうのを、投げれば、こなしてくれている。今日みたいなピッチングは本当に素晴らしいピッチングだと思います」

「スクイズも考えたけど、海野だったら食らいついてくれるだろう」

――得点も泥臭い。
「相手が昨日は上沢、今日は伊藤ということで、なかなか点は取れないピッチャー、打線がつながらないというかつなげさせてくれないようなピッチャーなんで。あそこでスクイズも考えたんですけど、海野だったら何とか食らいついてくれるだろうなっていう、前回の粘りもあったし。本当に何とかしてくれました」

――最後は難しい球だった。
「もうこっちもサードランナーはギャンブルで、1点を取りに行くってことをやっているんで。そこはしっかりと海野がバットに当ててくれたってことですね」

――牧原大選手も貴重な本塁打。
「さすがジョーカーですね。ダメ押しの1本ね」

――三森選手の犠牲フライも大きかった。
「あそこも本当すごい考えたんです、セフティースクイズを。1球目だけ考えていたんですけど、ボールだったらもう普通に打たそうと決めていた。三森もちょっと状態が上がり気味なんで。状態が悪かったらセフティースクイズでも良かったのかなと思うけど、打たそうということできっちり犠牲フライ打ってくれた」

――今日も1番の仕事。
「タイムリーがないわけですからね、今日の試合の中でね。三森の犠牲フライとか、9番の海野のああいう泥臭い1点という形は、今年目標にしてるところなんでね、それができた試合じゃないかなと思います」

――初完封の時は「前頭3枚目」と。
「大関、いや大関じゃ名前と一緒やね。関脇ぐらいに上がったんじゃないですか」

――最後までというのはいつ決めた。
「もう7回ぐらいで、行けるところまで行こうと。110球くらいまではいけるだろうと。100球以内で終わるんちゃうかという話もしてましたけどね。それぐらいコントロールも良かったし、まずは相手バッターを先に追い込んでるというところが素晴らしいピッチングですよ。やっぱりしんどくなったらボール、ボールと先行するんで。何球かはありましたけど、ほぼ追い込んでの勝負で、打ち取っているわけだから、本当に素晴らしいピッチングをしてくれましたね」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)