大谷翔平に「とても感銘を覚えた」 投打“独り舞台”に敵将も脱帽「厄介な選手」

マーリンズのドン・マッティングリー監督【写真:小谷真弥】
マーリンズのドン・マッティングリー監督【写真:小谷真弥】

マーリンズのマッティングリー監督「生で彼の投球を見たのは初めて」

■エンゼルス 5ー2 マーリンズ(日本時間7日・マイアミ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季8勝目を挙げた。初回に4試合ぶりに失点したものの、7回10奪三振2安打1失点と好投。バットでは同点の5回に勝ち越し2点タイムリー。投打で“独り舞台”を演じられたマーリンズのドン・マッティングリー監督は試合後「とても感銘を覚えるものだった」と脱帽した。マーリンズの地元放送局「バリースポーツ・フロリダ」が伝えている。

 初回無死二、三塁でクーパーの右犠飛で先取点を献上したものの、2回途中から7回1死に四球を与えるまで15者連続アウトを奪う快投。3試合連続の2桁奪三振で、6月9日(同10日)の本拠地・レッドソックス戦から自己最長を伸ばす5連勝をマークした。バットでは同点に追いついた5回2死満塁で左前2点タイムリーを放って勝ち越し。逆方向へ打ち返す、技ありの一打だった。

 敵将は「生で彼の投球を見たのは初めて。間違いなく感心させられた」と驚きを表現。「色々な球種を投げるし、思い通りに球速を上げられる。スプリットも落差がある。直球をうまく制球していたようだった。動揺する様子も全くなかった。落ち着いて投球をしているようだった」と手放しで称えた。

 この日はカーブにマーリンズ打線が苦労していた印象もあったが、マッティングリー監督は「スライダーもあるし、スプリットはよく落ちる。スライダーはいくつか違う曲がり方をする。スライダーと直球で粘り続けたら、突然カーブが来る」と変幻投球だったことを強調。「打者が打席に立つと、対処することがたくさんある。厄介な選手だ」と舌を巻いた。

(Full-Count編集部)

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