大谷翔平、また数々の歴史的偉業 史上初の二刀流記録にサイ・ヤング賞級の快挙

マーリンズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
マーリンズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

4戦4勝、防御率0.00、40奪三振は2004年CY賞サンタナ以来2人目の快挙

■エンゼルス 5ー2 マーリンズ(日本時間7日・マイアミ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地・マーリンズ戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季8勝目を挙げた。初回に4試合ぶりに失点したものの、7回10奪三振2安打1失点と好投。バットでは同点の5回に勝ち越し2点タイムリーを放った。チームは5-2で快勝し、連敗を4で止めた。自己最長5連勝に伸ばす快投の裏で、いくつもの偉業を打ち立てた。球団公式ツイッターが紹介している。

 大谷の連続無失点はメジャー自己最長22回で途切れたが、失策絡みだったため28回2/3自責点ゼロを継続。地区制が導入された1969年以降、4試合登板で4勝0敗、防御率0.00、40奪三振は、リーグでは2004年サイ・ヤング賞に輝いたヨハン・サンタナ(当時ツインズ)以来18年ぶり史上2人目の快挙だ。

 登板試合数を5試合に広げると、新たな偉業も。5試合登板で5勝0敗、46奪三振、自責点1以下は史上9人目。2018年クリス・セール(レッドソックス)以来4年ぶりで、過去の達成者には2017年ロビー・レイ、2014年クレイトン・カーショー、2012年RA・ディッキー、2004年ヨハン・サンタナ、1997年ランディ・ジョンソン、1981年フェルナンド・バレンズエラ、1968年レイ・カルプら錚々たる面々が並ぶ。

 10奪三振&自責点ゼロを3試合連続で記録したのはア・リーグ史上で4人目。2006年ジョン・ラッキー以来16年ぶりで、1972年ノーラン・ライアン、1968年レイ・カルプが達成。ナ・リーグで達成しているのは、2019年ジェイコブ・デグロムと2015年クレイトン・カーショーのみだ。

 また、シーズン前半戦で110奪三振に到達したのは球団では2014年ギャレット・リチャーズ以来8年ぶり。また、この日の重盗で今季10個目の盗塁を記録。オールスターブレーク前に15本塁打&10盗塁を複数シーズンで達成したのは、大谷以外では球団でトラウト(5回)、ダリン・アースタッド(2回)、ドン・ベイラー(2回)だけだという。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、打点が公式記録になった1920年以降、1試合で2桁奪三振と複数打点、盗塁をマークした史上初の選手に。1打点だった選手も過去に5人しかいない大偉業だ。

(Full-Count編集部)

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