1軍昇格のリチャードにゲキ「目の色変えて」 鷹・藤本監督の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

中谷に代わりリチャードが昇格「もうレギュラー獲らないとチャンスないよと」

 ソフトバンクは10日、本拠地PayPayドームで日本ハムと対戦する。新型コロナの陽性者、そして怪我人が続出し、緊急事態に陥っており、現在3連敗中。この日からリチャード内野手が1軍に合流し、起爆剤として期待がかかる。

 試合前の藤本博史監督の一問一答は以下の通り。

――リチャード選手が元気に練習。
「試合でも元気出してくれたらいいけどね」

――昨日の4打席が良かった。
「そこまで状態は万全じゃないけど、その前もホームラン打ってるし、昨日も犠飛を打って、ヒットも1本出ているし、ちょっとマシになってきてるのかな。もう今は緊急事態だし、代打がいない状態ですから。本当は牧原(大)とか柳町が疲れて、もうバッティングの状態も落ちてきている。誰か休ませたいけど、休ませて代わりに出る選手がいない。ましてピッチャーとの相性的なところもあるし、大変ですね」

――リチャード選手に期待したいこと。
「期待したいところって、もうレギュラー獲らないとチャンスないよと。こんだけチャンスを与えているんだからね。オープン戦でも1番打席数を多くもらって、サードのポジションを獲れ、掴めって言っているのに掴めない。2軍に行ったら、2軍で打てない。2軍でも1割台ですからね」

「そういう意味ではもう本当にラストではないけど、このチャンスを逃したら、もうほんとに遠いぞっていうところを自分で意識してやらないと。目の色を変えて今までやってきたんだろうけど、もっともっと違う意味で目の色を変えてやらないと。もう『絶対に掴み取る』ぐらいの気持ちでやってもらいたいなと思いますけどね」

――本人ももどかしさを持っていた。
「部屋に来て、10分ぐらい喋りましたよ。今どうなんやって聞いたら、ちょっとヒッチしていたんで、そこを意識してますと。そこは自分で自分のものにしないと。いろんな人から期待されているんで、いろんな人からいろんなことを、当然バッティングコーチもそうですけど、技術論を言われて。頭の中がパニックになって野球をやっても駄目だよ、と。自分の芯を1つ作っておかないと、それを崩してまでバッティングしていたら、全くバッティングにならないからって。もう打席入ったら何も考えんと、ボールに集中して打つだけでいいからってことは話しました」

――ヒットを欲しがるようなところもあった。
「アイツは芯に当たれば、大きいのを打てますから。アイツの場合はコンタクトだからね。コンタクトできないから率が悪いわけです。そこは小さくなるなとか、当てに行くなとかじゃなくて、しっかりコンタクトを取れるバッティングができたらいいんじゃないかなと思う。フォームをどうのこうのというのは、あまり誰も言ってないと思います。コンタクトするためにどうしたらいいか、というのを王会長とかみんなが言ってくれてるわけで。うまくタイミング取れないというのが、ここまでの原因じゃないですか」

「帰ってくるまでに掴まないと、また出られなくなりますよ」

――デスパイネ選手らが戻ってくるまでにキッカケを。
「帰ってくるまでに掴まないと、また出られなくなりますよね。サードのポジションは今、周東とかいろいろ入っていますけど、彼が打ち出したら、やっぱり魅力は(ある)。右バッターで長打というのがあるんやから、打ち出せば、これを掴めるチャンスは十分あるんでね。まだ掴んだわけじゃない、今日からそういうチャンスが訪れているわけだから、しっかり掴んでもらいたいなと思いますね」

――モイネロ投手は今日は投げられる?
「どうなんかな。今日投げるかな。わからない。ブルペンには入るといっていたけど、まだ決定してません」

――石川投手が流れを変えてくれる投球を。
「後ろがね、勝ちパターンがほぼいないんで。状態いいのは、ほぼコロナにかかったんでね。元々勝ちパターンに入っていたのは津森と森だけ。6回、7回あたりのピッチャーが今は8回、9回とかになってるわけで、そこに松本とか椎野とかが入ってきてる。本当に台所事情は厳しい状態ですね。石川に完投してもらなきゃいけないですね」

――石川投手の足首の状態は。
「万全ではないですね。でも治らないですよ。もう去年からずっとその状態で投げているわけやから。それが良い時と悪い時の状態があるっていうだけでね。今はずっと安定しているみたいですけどね」

――リードして終盤を迎えた場合の形は。
「森しかいないじゃないですか、9回は。津森も状態悪いから、松本と椎野で何とかカバーして、津森を5回、6回ぐらいに持っていくしかないですよね。そうやってやっていても、バッターとの相性もあるからですね。データが全部出てるんで、このバッター打ってる、打ってないとかね。そういうので津森を8回に行ったり、打順の巡りもありますよね」

――武田投手はどうでしたか。
「分からないね、まだ。昨日初めて中継ぎやっているわけだから。実際は先発ピッチャーなんでね。緊急事態だから中継ぎをやってくれということで呼んでいるだけであって、昨日は100%の力で投げてくれましたよ。僕はいい球を投げていたと思いますよ。ただ、やっぱりあそこで一発打たれるっていうところはバッテリー間の問題じゃないかなと思うし、打たれたらいけないバッターに打たれているわけですから。そこは配球のところも当然あるし。キャッチャーは2人とも今勉強中なんで。しっかり勉強してもらって、いいキャッチャーになってもらったらいいんじゃないかなと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)