連敗止めた鷹の救世主・野村大樹 適時打の直前の“待機”は「いい間になった」

ソフトバンク・野村大樹【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・野村大樹【写真:藤浦一都】

「6番・一塁」で抜擢され、初回に先制の2点適時打

■ソフトバンク 4ー2 オリックス(13日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの野村大樹内野手が13日、PayPayドームで行われたオリックス戦で先制の2点適時打を放った。「6番・一塁」でスタメンに抜擢されると、初回2死満塁からセンター前へ。オリックスの2つのエラーに乗じるタイムリーでエース・千賀滉大投手を援護し、結果的にはこれが決勝打となった。

 初回の攻撃はオリックスのエラーなどで2死一、二塁となり、デスパイネの打球は強烈な一塁へのゴロに。一塁のT-岡田が一度弾きながら、ベースカバーに入った宮城へトス。塁審の判定はアウトの判定だったものの、藤本博史監督のリクエストにより、リプレー検証へ。判定が覆って2死満塁となり、野村大の2点タイムリーに繋がった。

 宮城が投じたカーブに反応し、中前に弾き返した野村大は「(カーブは)全然待っていなかったです。頭にもなかったです」と言う。「初球を振りたかったけど、去年対戦したときよりもスライダーのキレが良くて振りにいけませんでした。相手がミスしていたので、ああいうところでミスにつけ込んで点を取ればチームが乗って行けると思って、2球目を振りました」。気持ちで“頭になかったカーブ”を打ち返した。

 打席に入る直前にあったリプレー検証も「いい間(ま)になりました」と、事もなげに振り返る。「あれはセーフだと思って、自分の気持ちを切らずにそのまま入って行けた」と、気持ちは揺らぐことはなかったという。昨年7月11日、同じ「鷹の祭典」で記録したプロ初打点も宮城から。相性の良さが光った。

 ただ、その後の2打席は宮城に連続三振を喫した。試合後は決勝打にも喜ぶ様子はなし。「1打席目は打てましたが、今日は反省する点しかありません。宮城投手の球に負けないように、しっかり振っていかないといけない」。藤本監督から課題とされてきた守備は無難にこなしたものの、「(千賀のパーフェクトに)6回くらいから気付いて、めっちゃプレッシャーありました」と笑っていた。

 

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)