ホークス甲斐、オフ1日で再始動 初の侍合流へ「もうスイッチ入ってます!」

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

気が抜けたのは「日本一になってビールかけの時だけ」

 16日から「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」を戦う侍ジャパンメンバーに選ばれているソフトバンクの甲斐拓也捕手が7日、チームの宮崎秋季キャンプに合流した。4日の日本シリーズ第6戦で、2年ぶり8度目の日本一に輝いたソフトバンク。この試合でもスタメンマスクを被った甲斐だが、完全オフは5日だけ。6日には宮崎入りし、早速、練習を再開させた。

 日本シリーズを戦っていた1軍メンバーの大部分は11日からキャンプに入るが、侍ジャパンが9日から合宿を行うため、それに備えて一足早く宮崎入り。早速、フリー打撃など、他の選手たちと同じメニューをこなすと、捕手陣とともに守備練習、そしてロングティー打撃も行って汗を流した。

「もうスイッチ入っていますよ! いや、入りっぱなしです。日本一になってビールかけの時だけ気が抜けましたけど、それが終わった瞬間に現実に戻って、スイッチ入りました」とやる気に満ち溢れていた甲斐。春のキャンプでは連日、帰りが18時を過ぎていたが、合流初日とあって16時に帰りのバスに乗り込んだのだが、「この時間に帰るのが、気持ち悪いです」と苦笑いだった。

 9日から始まる侍ジャパンの活動に向けて「初めてで分からないので、とにかく自分の持っているものを出せたらいいなと思います。この2日間で、やるべきことをやって、何の不安もない状態で合宿にいけるようにしたい。選んでもらっているのはありがたいことですし、経験出来るというのはプラス。こういう経験はなかなか出来ないので、ありがたいです。今年はいっぱい野球が出来る年だな、と思っています」と意気込んでいた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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