菊池雄星、日本開幕戦でMLBデビューも!?　米記者予想、一方でイチローは…

菊池が契約合意のマリナーズは3月に日本で開幕戦、モロシ記者「イチローはキャリアを…」

　西武の菊池雄星投手がマリナーズとの4年契約に合意したと、米複数メディアが報じた。主力を大量放出し、再建中のチームで主力としての活躍が求められる左腕について、米メディアは3月20日と21日に東京ドームで開催されるアスレチックスとの開幕戦での先発を予想。一方、会長付き特別補佐のイチロー外野手については「殿堂入りのキャリアを終了させる」と現役最後の試合になる可能性もあると予想している。

　2012年以来となるMLBの日本開幕戦はメジャーの歴史に刻まれるイベントとなる――。MLB公式サイトの名物コラムニスト、ジョン・モロシ氏は自身のツイッターで菊池とマリナーズの4年契約合意を報じた後、日本開幕戦で待ち受ける2つのドラマについてツイートしている。

「マリナーズは2019年シーズンを東京ドームで開幕し、第1戦か第2戦でユウセイ・キクチを登板させるだろう。そして、イチローは殿堂入りのキャリアを終える。国際的なベースボールの重要な瞬間を私は愛しているが、これもそのひとつだ」

　ルーキー左腕が日本開幕戦でお披露目になる一方、イチローは東京ドームでの2試合でキャリアを締め括ることになるかもしれないと言及しているのだ。

　イチローは昨年3月にマリナーズと契約を結んだが、スプリングトレーニング中の故障が原因で出遅れた。5月にロースターを外れ、会長付き特別補佐に就任してチームに帯同。2019年シーズンでの“復活“へ向けて、日々の練習で鍛錬を積み重ねていた。

　日本での開幕戦ではアクティブ・ロースターが通常の25枠から28枠に一時的に拡大されるために、ジェリー・ディポトGMはイチローを開幕カードでメンバー入りさせる考えを明かしていたが、その先については言及を避けていた。

　絶大なプロ意識を誇るイチローは常々、「最低でも50歳」と現役続行に意欲を示してきた。米国のコラムニストは東京ドームが日本人左腕のメジャー第一歩、そして、栄光の背番号51の幕引きという歴史的な舞台になると予想しているが、果たしてどうなるだろうか。

（Full-Count編集部）