オリ吉田正、侍4番候補の広島鈴木とアーチ競演 「僕はなんちゃっての4番」

初回に特大の本塁打を放ったオリックス・吉田正尚【画像:(C)PLM】
初回に特大の本塁打を放ったオリックス・吉田正尚【画像:(C)PLM】

初回の第1打席で右翼場外に消える特大の先制2ランを放った吉田正

■広島 3-2 オリックス(オープン戦・14日・シティ信金)

 オリックスの吉田正尚外野手が14日、広島とのオープン戦でOP戦1号となる場外アーチを放った。9、10日に行われたメキシコ戦では第2戦で4番に座り満塁弾を放った和製大砲。2020年の東京五輪でも主砲としての活躍が期待されるが「大事な1年になる」と意気込みを語った。

 メキシコ戦では4番に座り“一発回答”した吉田正の勢いが止まらない。初回に2死一塁で広島・床田が投じた内角高め、139キロのシュートを完璧に捉えた打球は右翼場外に消えていく先制の1号2ラン。「しっかり捉えられたので。コースに対して引っ張れたと思う」と胸を張った。

 オリの主砲の一発で幸先よく先制したが2020年の東京五輪で侍ジャパンの4番候補として名前の挙がる広島の4番・鈴木誠也が3ランを放ち逆転負け。1年後に迫った“本戦”を前に日本の4番候補がアーチを競演。吉田正は「僕はなんちゃっての4番ですけど」と謙遜したが「今年1年間という意味では大事な1年になる。1日1日を無駄にせずにやっていきたい」と力を込めた。

 侍の4番候補にはDeNA・筒香、ソフトバンク・柳田、広島・鈴木ら強打者が並び、ポジションも外野と激しい争いになることは間違いない。「打席の中で強いスイングができれば。状態はいいと思います」。まずはオリックスの4番として最高の結果を残しチームを1996年以来のリーグ制覇に導く。

(Full-Count編集部)

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