「バットの使い方が天才的」な“変わり者”!? 支配下登録された西武2年目外野手の魅力

西武・高木渉【写真:安藤かなみ】
西武・高木渉【写真:安藤かなみ】

オフに支配下契約となった高木渉、昨季2軍監督の潮崎氏は「バットの使い方が天才的」

 いよいよ3月29日にセ・パ同時開幕を迎えるプロ野球。一足早く3月15日にウエスタン・リーグが、翌16日にイースタン・リーグが開幕する。イースタン・リーグは巨人が4連覇中。このリーグ期間中は各球団で次世代のリーグを担う若手選手たちが最大144試合を戦うことになっている。

 西武で注目したいのが2年目の高木渉外野手だ。福岡・真颯館高から2018年育成ドラフト1位で西武から指名されると、1年目からイースタン公式戦75試合に出場し、.278という高打率を残しオフには支配下選手として契約した。

 広角に打ち分けることのできる柔軟なバットコントロールと、6本塁打を放ったパンチ力が高木の最大の魅力だ。昨年まで2軍監督を務めていた潮崎哲也編成ディレクターも「バットの使い方が天才的」とその素材を絶賛していた。

 球団に「来季から支配下選手としてやってもらう」と告げられたのは、宮崎・南郷で行われていた秋季キャンプ中。契約更改の場だった。背番号が「121」から「73」に変わったが、自身では「ユニフォームを着ていると自分からは番号が見えないから(変化は分からない)。でも、周りからの反応を見るとやっぱり違う」と支配下選手として自覚を口にする。育成選手として過ごした1年については「1軍に出られるというだけでも、支配下と支配下じゃない選手は全然違うと思う。それを1年でクリアできたのは大きい」と振り返った。

理想は先輩の秋山「全てにおいて無駄のない“ザ・野球人”という人」

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