日ハム杉浦、故郷で凱旋勝利を! 2年連続で先発「今年こそ帯広の方にいい姿を」

日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】
日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】

昨季も先発、3回途中3安打4失点で降板し白星ならず

■日本ハム – 西武(29日・帯広)

 日本ハムの杉浦稔大投手が29日の西武戦(帯広)に先発する。生まれ育った帯広での先発は2年連続2度目。昨年は果たせなかった地元凱旋勝利を目指す。

 年に1度の帯広開催で再び先発を託された右腕は「今年こそ、帯広の方にいい姿を見せたいです」と意気込んだ。昨年は8月1日、ロッテとの試合で先発して3回途中3安打4失点でマウンドを降りた。「去年は自分の中ではいい状態ではなく、バッターとの対戦の前に自分との戦いになっていました」。チームは8―7で逆転勝ちしたものの、苦い思い出として心に残っている。

 同じ轍は踏まない。右肩のコンディション不良で4試合の先発にとどまった昨季に比べ、今季はすでに10試合に先発。前回登板した22日西武戦(メットライフドーム)から中6日登板も解禁している。前回登板時は4回4安打1失点でリリーフ陣につなぎ、連敗ストップに貢献した。再び中6日での登板に「今のところ、問題ないです。僕としては普通に先発としてとにかく試合をつくり、少しでも長く投げることを心がけます」と力を込めた。

 チームは2連敗中でまた連敗ストッパーの期待がかかる。最も警戒するのは前回登板時にソロ本塁打を含む2安打を許した秋山だ。「西武は得点力が高いので全員注意するバッターですが、秋山さんの出塁はチームに勢いがつきますし、1番打席数も多いので、ホームランと秋山さんに気を付けます」。凱旋勝利へまずは秋山封じで流れを呼び寄せる。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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