「オツカレッス」―西武ニール、8連勝の原動力は”積極的な探究心”にあり
オリックス戦で7回途中無失点の快投、外国人投手の8連勝は郭泰源の9連勝に次ぐ記録
■西武 5-1 オリックス(3日・ほっと神戸)
西武のザック・ニール投手が3日のオリックス戦(ほっと神戸)に先発し、6回1/3を5安打無失点で投げ切り自身8連勝となる9勝目(1敗)を挙げた。西武の外国人投手が8連勝するのは1994年に9連勝を記録している郭泰源に次ぐ記録で、ニールが登板した試合はこの日も含めて10連勝。”負けない男”の好投に指揮官も「自分の持ち味を出してくれた」とねぎらった。
いわゆる”きれいなストレート“は投げない。打者の手元で変化するツーシームとチェンジアップ、シンカーで打者の手元を狂わせ、ゴロの山を築いていくのがニールの投球術だ。この日は特にシンカーが冴えわたり「コントロールもよかったし、シンカーの動きがよかった。インコース、アウトコースに投げ分けて勝負することができたよ」と胸を張った。
オリックスとはこの日が今季3度目の対戦。過去2回は6回3失点、5回3失点といまひとつだったが、この日の登板に向け、打者一人一人に対して徹底的に対策を練ってきた。「どう攻めるかを研究してきた。そこをまずはクリアにしてマウンドに上がることができた」と投球術だけではない準備の大切さを説いた。