ヤクルト館山、畠山が引退試合 代打で登場した畠山が右前打!

ヤクルト・畠山和洋【写真:荒川祐史】
ヤクルト・畠山和洋【写真:荒川祐史】

先発の館山は大島を二ゴロに打ち取って有終の美

■ヤクルト – 中日(21日・神宮)

 今季限りで現役引退するヤクルト館山昌平投手と畠山和洋内野手が21日、本拠地での中日戦で引退試合に臨んだ。畠山和洋内野手は6回に代打で登場し、右前打を放った。

 畠山は6回先頭で、4番のバレンティンに代わって代打で登場。中日の柳に対し、カウント2-2からの6球目をとらえた。打球は二塁後方に上がった飛球。二塁阿部が追ったが捕球できず、ボールはライト前に弾んだ。今季初打席で放った通算937本目の安打。代走・中山が告げられると、畠山はヘルメットを脱いでファンの拍手に応えた。

 波乱万丈の野球人生だった。長打力と抜群の打撃センスを買われ、岩手・専大北上高から2001年にドラフト5位で入団。しかし、入団当初は練習嫌いで、当時2軍監督だった小川淳司監督も手を焼いたという。

 それでも小川監督が監督代行に就いた2010年途中に主軸に抜擢すると、才能が開花。同年からから6年連続で2桁本塁打をマークしたほか、優勝した15年に打点王に輝くなど、燕打線を引っ張ってきた。「とにかく全力でプレーして楽しみたい」。19年間のプロ野球生活に幕を下ろす37歳は、渾身の一打で有終の美を飾った。

 先発した館山は1番の大島を二ゴロに仕留めて降板。17年間の現役生活に別れを告げた。投じた4球は全て直球。カウント1-2から144キロで大島を打ち取った。満員の神宮球場から大きな拍手を浴びながら、38歳はマウンドを降りた。

 2003年に日大からドラフト3位で入団した「松坂世代」。度重なる故障で右肩、右肘など9度の手術を受けながら通算85勝(68敗)をマーク。2008年に最高勝率、09年に16勝で最多勝を獲得したほか、15年にはカムバック賞を受賞するなど、ヤクルト投手陣を引っ張ってきた。「最後は怪我で終わるのではなく、限界を迎えて辞められる。投手として幸せなこと」。集大成の4球を、燕党はしっかり目に焼き付けた。

(片倉尚文 / Naofumi Katakura)

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