独立リーガーにNPB10球団から調査書届く BC埼玉武蔵の19歳右腕・松岡洸希
1年前までは全国的に無名の県立高内野手、林昌勇に憧れて投球フォームを分析
ルートインBCリーグ・埼玉武蔵ヒートベアーズの高卒1年目の19歳、松岡洸希投手に17日のドラフト会議を前にNPB10球団から調査書が届いている。松岡は9月25日のルートインBCリーグ選抜メンバーとして、オリックス2軍戦に登板。元韓国代表でヤクルトの守護神だった林昌勇投手をほうふつさせるダイナミックなフォームで自己最速の149キロをマークするなど、多くのスカウトの前でアピールしていた。
松岡は埼玉県立の桶川西高校を昨年卒業し、ルートインBCリーグの埼玉武蔵に入団した。高校時代は三塁手で控え投手だったが「上でやっていくには自分は投手がいいと思いました」と本格的に投手に。元ロッテの角晃多監督、元楽天の片山博視投手コーチ兼選手が体の使い方を見て、オーバースローからサイドスローに転向させると才能が開花。6月に行われたDeNA2軍戦では1イニング3奪三振と好投を見せ、プロの目に留まった。
サイドスロー転向から半年しか経っていないが、伸びしろは十分。昨年の今頃は「(NPBのドラフト候補になるとは)全く想像もしていませんでした」と驚いているが、「これまでやってきたことが間違っていなかったと思います。周りの方々に感謝したいです」と話し、静かに運命の日を待っている。