日ハム育成ドラ1宮田、“輝星”超え狙う 「勝手にライバル心を持っています」

日本ハムの育成ドラフト1位・宮田輝星【写真:石川加奈子】
日本ハムの育成ドラフト1位・宮田輝星【写真:石川加奈子】

1年目の目標は「2軍の盗塁王を目指し、支配下登録、1軍で10試合以上、5盗塁」

 日本ハムは23日、札幌時計台で新入団発表を行った。育成ドラフト1位の宮田輝星外野手(福岡大)は、同じ名前を持つ吉田輝星投手にライバル心を露わにした。

 名前は同じ「輝星」でも読み方が違う。昨夏甲子園準優勝投手の吉田の読み方は「こうせい」だが、宮田は「ほくと」。「勝手にライバル心を持っています。自分の方が上に行ってやると。まずは『こうせい』ではなく『ほくと』と呼ばれるように」と茶目っ気たっぷりに笑った。

 50メートル5秒台の俊足を売りにするスイッチヒッターだ。大渕隆スカウト部長は「チームが今、最も必要しているスピードの持ち主。結果さえ出せば、2階級特進での1軍でのチャンスも十分にあるでしょう」と期待する。

 プレミア12ではソフトバンク周東の足が注目されたが、宮田自身も足のスペシェリストとして厳しいプロの世界を生き抜く覚悟だ。自己紹介では「育成の星になれるように頑張りたいです」と力を込めたスピードスター。「足はバッティングと比べて、どこでチャンスがあるか分からないので。まずはキャンプでしっかり足を見てもらいたいです」とキャンプからアピールする。

 一芸を売りにするだけに、1年目の目標は具体的。「キャンプで1軍に上がれればいいですが、それがダメなら7月までに15盗塁から20盗塁して2軍の盗塁王を目指し、支配下登録をつかみ、8月に(ほかの選手が)疲れてきた頃に(1軍で)10試合以上を目標にやって、5盗塁以上できればいいかなと思います」と淀みなく語った。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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