韓国サムスン入り元燕ブキャナンに滲む人柄 「プレーする理由は“ファン”にある」
サムスンの公式Youtubeチャンネルで入団に際してコメント
昨季まで3年間ヤクルトでプレーしたデービッド・ブキャナン投手。オフに自由契約となっていた右腕が今季、韓国プロ野球のサムスン・ライオンズに加入することが決まった。16日にサムスンが正式に発表し、年俸は60万ドル(約6600万円)、契約金や出来高を合わせると総額85万ドル(約9350万円)の契約となった。
2010年の米ドラフト7巡目でフィリーズに指名されたブキャナン。2014年にメジャーデビューを果たし、2017年にヤクルトに加入した。来日1年目からローテの一角を担い、25試合に先発。2018年にはリーグ最多の28試合に先発して10勝(11敗)をマーク。今季は故障もあり18試合の登板に終わっていた。
日本から韓国へと活躍の場を移すことになったブキャナンは、サムスンの公式Youtubeチャンネルに対してコメント。ファンを大切にする誠実な人柄が滲む内容となっている。
まず、韓国プロ野球の印象についてブキャナンは「(KBOは)守備が非常に良いと、たくさんの選手から聞いています。彼らがバックで守ってくれながらプレーするのが楽しみです。私は守備の力を必要とする投手なので、私を援護してくれる良い守備を見せてくれることにワクワクしています。選手たちがどんなプレーをし、彼らのプレーする姿を楽しみにしています」と語った。
さらに、ブキャナンは自身の考え方についてもコメント。「ファンとつながりを持つこと、そして交流することは、私の中でも非常に誇りに思っています。それが野球の一番大事な部分で、選手たちがプレーする理由は“ファン”にあるのです。彼らの存在なしに、私たちの仕事は成り立ちません。私自身、本当に(ファンとの交流を)楽しんでいます」と、ファンの重要性について語っている。
「私の妻は多くのファンからSNS上で歓迎のメッセージを貰っています。彼らはシーズン中に私のことを応援してくれると言ってくれて、私たちの幸運を願ってくれています。私のことを知らないにも関わらずにです」。既に美人妻のアシュリーさんのもとにはサムスンファンから歓迎のコメントが寄せられているよう。ブキャナン一家は韓国での生活を楽しみにしている様子だった。
(Full-Count編集部)