巨人阿部2軍監督「褒めてあげたい」 “初称賛”は代打V二塁打の育成・小山
育成3年目の小山は同点の9回に代打で決勝適時二塁打を放った
巨人の育成3年目、小山翔平捕手が16日、広島2軍との練習試合(宮崎)で支配下登録をアピールする決勝打を放った。
1-1で迎えた9回2死三塁。平岡から右中間を破る決勝適時二塁打を放った。阿部2軍監督の初の対外試合を劇的勝利に導き、「8回に『代打で最後にいくよ』と言われていました。チャンスはどうしても平等ではないと思うので、結果が出てよかったです」と表情を緩めた。
阿部2軍監督の“初称賛”も勝ち取った。試合後、阿部2軍監督は「最後の最後までベンチでずっとゲームを見て、結果を出すのはすごいなと思いますし、褒めてあげたいなと思います。自分が代打を経験させてもらって、難しさをすごく感じましたし、そういう中で小山は1打席で結果を出した」と、いの一番で称賛した。指揮官自身も現役晩年にベンチスタートからの代打を経験。一打席勝負の難しさは分かっているからこそ、その言葉に力がこもった。
練習後、阿部2軍監督から「ナイスバッティング」と声をかけられた。入団テストから巨人入りした23歳は「励みにしていきたいです。少ないチャンスを物に出来るようにしたい」と前を向いていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)