西武・木村、山川の失態も救う逆転満塁弾 辻監督も認める31歳の成長

逆転満塁弾を放った西武・木村文紀【写真:宮脇広久】
逆転満塁弾を放った西武・木村文紀【写真:宮脇広久】

「ハイタッチはできないけれど、うれしい」

■西武 7-4 ソフトバンク(26日・メットライフ)

 西武の木村文紀外野手がチームと主砲の窮地を救う劇的な本塁打を放った。26日、メットライフドームで行われたソフトバンク戦。1点を追う8回2死に今季初本塁打となる起死回生の逆転満塁本塁打を放った。

「ハイタッチはできなくても、うれしかったです」と劇的な勝利のあと、木村は興奮気味に語った。新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、ナインは心ならずも“エア・ハイタッチ”で迎えた。木村は今月13日のロッテとの練習試合でも、同点で迎えた9回にサヨナラソロを放ったが、この時もナインから手荒い祝福とはいかなかった。

 それでも、この1発は値千金だ。この試合では山川が1回に今季2号の先制2ラン、3回にも3号ソロを放ったが、2点リードで迎えた7回、その山川のエラーも絡んで逆転された。窮地を救った木村を、山川は「ありがとう!」と最敬礼で迎えた。

 試合後、山川は「あのエラーで全部台無しですし、しいて言うなら最後のフォアボールの時に自分のなかで、どうにかしようと一生懸命走りました。ああいうのはこれからも続けていきたいですし、それ以前にまずエラーしないように頑張りたい。今日はとにかくキムさん(木村選手)のおかげで勝てて嬉しかったことと、ニールに申し訳ないという気持ちでいっぱいです」と反省の言葉を並べていた。

 気落ちする山川を見事に救った木村の一振り。今年9月には32歳になるベテランだが、開幕前から辻監督に「打撃が成長している。今年は違う」と評されていた。これでソフトバンクとの同一カード6連戦は2勝2敗に。「6連戦は経験したことがないが、1つ1つ勝っていきたい。この流れで明日、明後日も勝ちたい」とヒーローの笑顔が弾けた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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