投手陣に明暗、王柏融は不振&ビヤヌエバ退団…助っ人診断【日本ハム編】
バーヘイゲンがチーム最多タイ8勝も4選手は結果出せず
ソフトバンクの4年連続日本一で幕を閉じた2020年のプロ野球。シーズンオフに入り、各球団は本格的に来季の戦力編成に着手している。すでに来季の新助っ人が決まった球団もあり、今後は続々と発表されていくことだろう。
では、12球団の助っ人外国人は今季、どれほどの活躍を見せたのだろうか? 各球団の助っ人たちの成績を検証し、その働きを診断していってみよう。今回は5位に終わった日本ハムだ。(金額は全て推定)
○投手
ニック・マルティネス(8000万円)
17試合2勝7敗1セーブ1ホールド 防4.62
ドリュー・バーヘイゲン(1億1000万円)
18試合8勝6敗0セーブ0ホールド 防3.22
ブライアン・ロドリゲス(7000万円)
7試合0勝0敗0セーブ3ホールド 防2.25
昨季は故障で1軍登板なしに終わった来日3年目のマルティネスは今季開幕ローテ入り。7月8日のオリックス戦(京セラドーム)で6回5安打1失点で2年ぶり勝利を挙げた。9月10日のロッテ戦(ZOZOマリン)では来日初セーブをマークするなど先発から抑えまで対応したものの、わずか2勝止まりだった。2日に自由契約選手として公示され、退団が決まったと発表された。
タイガース時代の昨季4勝を挙げた来日1年目のバーヘイゲンも開幕ローテ入り。7月23日のソフトバンク戦(PayPayドーム)から自身4連勝。規定投球回にこそ届かなかったものの、エース有原航平、上沢直之に並ぶチームトップタイの8勝、防御率3.22をマークした。2018年開幕投手で来日3年目のロドリゲスは開幕直前の6月11日に左膝軟骨除去手術を受けたために出遅れ、7試合登板(すべて救援)にとどまった。バーヘイゲン、ロドリゲスの両投手は来季も残留することが決まっている。