オリックス、五輪メキシコ代表の右腕バルガス獲得 背番号59「貴重な機会に感謝」
東京五輪では侍ジャパンを相手に1イニングを12球で無失点に抑えた
オリックスは21日、独立リーグ・ルートインBCリーグの茨城アストロプラネッツに所属するセサル・バルガス投手を獲得したことを発表した。背番号は「59」。東京五輪のメキシコ代表として侍ジャパン相手にも登板した29歳の大型右腕だ。
投球スタイルは三振を量産するタイプではないが、188センチの長身から繰り出す150キロを超える直球に、スライダーとカットボールを打者の手元で動かして仕留める。2009年に17歳でヤンキースと契約し、2016年にパドレスでメジャー7試合に先発登板するなど実績も豊富。今季から茨城に加入すると、ここまで11試合(7先発)で5勝2敗、防御率1.60とBCリーグでは無双状態だった。
また、東京五輪ではオープニングラウンド・グループAの第2戦、侍ジャパンを相手に1イニングを12球で無失点。村上を空振り三振、甲斐を三ゴロ、山田を遊ゴロに打ち取った。2019年にも「ENEOS 侍ジャパンシリーズ」で来日し、京セラドーム大阪のマウンドに上がっている。
茨城も同時に移籍を発表。バルガスは「茨城アストロプラネッツの皆さん、いつも支えていただき、そしてこの度の貴重な機会を後押ししていただきありがとうございます。皆さんの支えがあって得ることの出来た機会に大変感謝しています」とのコメントを発表。「引き続き自分のベストを出していきます。応援してくれるファンの皆さん、関係者の皆さま、そしてオリックスの皆様どうぞよろしくお願いします」と挨拶の言葉を綴った。
(Full-Count編集部)