元オリックス・ディクソンやヤンキース元守護神ら 五輪米国代表が続々メジャー昇格
ディクソンは昇格後即登板、1イニングを投げ1安打1失点
東京五輪で侍ジャパンと好勝負を繰り広げ、銀メダルを獲得した米国代表のメンバーが続々メジャー昇格を果たしている。1日(日本時間2日)、MLBのベンチ入り枠が26人から28人に拡大。オリックスでも活躍し、6月にカージナルスとマイナー契約を結んだブランドン・ディクソン投手、元ヤンキースで守護神も務めたデビッド・ロバートソン投手(レイズ)、ジョー・ライアン投手(ツインズ)の3人がメジャー昇格を果たした。
2013年からオリックスでプレーしていたディクソンは今季、新型コロナウイルスの影響で家族の来日ビザが取得できなかったため5月で退団。翌6月にカージナルスとマイナー契約を結んでいた。東京五輪では、ノックアウトステージでの日本戦に登板し、1回1/3を投げ1失点だった。この日、メジャー昇格すると、レッズ戦で即登板。1イニングを投げ、1失点だった。
ヤンキースで守護神を務めた経験もある36歳のベテラン右腕も昇格を果たした。レイズのロバートソンは、ヤンキース在籍した2014年には、マリアノ・リベラ投手から守護神の座を引き継ぎ、39セーブの活躍を収めた。メジャー通算661試合に登板し137セーブを挙げていたが、2020年オフにFAとなり、所属先が見つかっていなかった。五輪後、8月16日にレイズと契約。2年ぶりのメジャー昇格を果たした。
25歳の若手右腕、ライアンは初のメジャー昇格。2018年にドラフト7巡目でレイズに指名されると、今年7月の五輪大会期間中に大砲ネルソン・クルーズ内野手らとのトレードでツインズへ移籍していた。東京五輪では予選ラウンドのイスラエル戦に先発登板。6回を投げ1失点で勝ち投手になっている。早速1日の本拠地・カブス戦に先発すると5回3失点ながら負け投手に。前田健太投手が戦線離脱し、投手不足に陥っているツインズで存在をアピールしたい。
(Full-Count編集部)