巨人ドラ2の山田龍聖「最後の最後で踏ん張れなかった」 敗退に変化球の制球を悔やむ

先発したJR東日本・山田龍聖【写真:中戸川知世】
先発したJR東日本・山田龍聖【写真:中戸川知世】

7回2/3を10K3失点の力投も…JR東日本は初戦敗退

 第92回都市対抗野球は29日、東京ドームで第2日を行い、JR東日本がHonda熊本に2-3で逆転負けを喫し姿を消した。10月のプロ野球ドラフト会議で巨人の2位指名を受けた山田龍聖投手は7回2/3を投げ10奪三振、3失点。「最後の最後で踏ん張れなかった」と、アマチュア最後の試合になってしまったことに悔しそうな表情を見せた。

 山田は高岡商高から入社し3年目。この1年で急成長した投手で、都市対抗での登板は初めてだった。「こういう舞台は甲子園以来だったので、緊張もドキドキもありました」と振り返る。来年からは本拠地となる東京ドームのマウンドは「固くて、投げやすかったです」。序盤から最大の武器にする直球を軸に投球を組み立てていった。最速は149キロを記録した。

 しかし4回に一発などで同点とされると、8回には2死から四球と連打で決勝点を許した。「ストレートは走っていましたし、精度も高く投げられたと思う。でもスライダーがばらついていた。もっと早くから修正できれば…」と、変化球のコントロールを悔やんだ。

「体も心も技術も、JRに入って来た時からは変わったと思う。この経験を次のステージでも生かしたい」。この日は巨人の原辰徳監督も視察。プロでは即戦力の期待がかかる。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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