DeNA森に見た“スターの資質” 三浦監督「思っていた通りの活躍をしてくれた」
7回に代打で左前打→初球で二盗に成功→決勝のホーム踏む
■DeNA 6ー1 楽天(交流戦・4日・横浜)
球場の雰囲気がガラリと変わった。DeNAの森敬斗内野手が4日、横浜スタジアムで行われた楽天戦の7回に代打で登場。今季初打席で初安打を放つと、すかさず二盗に成功。佐野の二塁打で決勝のホームを踏んだ。怪我で出遅れた20歳がダイヤモンドを駆け回り、チームに2連勝を呼びこんだ。
間違いなく、勝利の立役者の1人だった。試合後の三浦監督も「先頭ですから、安打でも四球でも(塁に)出て、足を生かして。ベンチが思っていた通りの活躍をしていましたね」と頬が緩んだ。
1-1の7回無死、森は代打で今季初打席を迎えた。代わったばかりの宋家豪から2球で追い込まれながらも粘り、6球目にバットを合わせた。打球は詰まりながらも懸命に追いかけた遊撃手の後方にポトリと落ちる今季初安打となった。
森の魅力はこれだけでない。続く佐野の打席。まずは牽制球を受けながらも、初球にスタートを切った。快足を飛ばして二盗に成功。捕手は投げることができず「できれば投げてほしかったですけど、でも結果的にセーフだったのでよかったです」と笑った。