オリックス連覇の鍵を握るのはリリーフ陣? 西武・辻監督も恐れる王者の力

オリックス・中嶋聡監督【写真:荒川祐史】
オリックス・中嶋聡監督【写真:荒川祐史】

3日の西武戦では山本の後を受けたリリーフで逆転許す

 7月にパ・リーグで月間最高勝率をマークしたのは、.625(15勝9敗)のオリックスだった。昨季覇者は今季も、大混戦の優勝争いの中でジワジワと存在感を増しつつあるが、2日に敵地ベルーナドームで行われた西武戦では、エースの山本由伸投手が先発しながら2-4で逆転負けを喫した。38歳の守護神・平野佳寿投手が新型コロナウイルス陽性で戦列を離れている中、リリーフ陣の課題が浮き彫りになる試合だった。

 山本は6回1失点に抑え、勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。ただ調子は決して良くなかった。初回に無死満塁、2回に1死満塁のピンチを迎え、辛くも無失点で切り抜けた。2-0で迎えた4回には、源田に一塁線を破る適時三塁打を浴び、球数がかさんだため、6回119球でマウンドを降りざるをえなかった。

 中嶋聡監督は「どの球種も制球が良くなかった」と首をひねり、山本本人は「粘り強く投げられたけれど、(投球フォームの)重心の位置が良くなくて、ストレートもシュート回転していました」と振り返った。山本が6回で降板となったことが、後々、効いてくることになる。

首位・西武の辻監督も警戒「オリックスは勢いがある」

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