「あいつ、大丈夫かね?」 山川が9月大不振の西武…辻監督が頼りにする39歳コンビ

西武・辻発彦監督【写真:小林靖】
西武・辻発彦監督【写真:小林靖】

山川は9月に入って24打数1安打と不振

■日本ハム 2ー1 西武(10日・ベルーナドーム)

 西武は10日、本拠地ベルーナドームで行われた日本ハム戦に、延長10回の末1-2で競り負け。ナイターでソフトバンクを破ったオリックスが首位に浮上し、西武は3位に後退した。不動の4番・山川穂高内野手が4打数無安打に終わり、9月に入ってから打率.042(24打数1安打)の不振に陥っているのが気がかりだ。大混戦の中で、辻発彦監督が頼りにするのは中村剛也内野手と栗山巧外野手のチーム野手最年長コンビである。

 山川は38本塁打、82打点をマークし、両部門で既に独走態勢を固めているが、9月に入ってから打率が急降下中だ。この日も初回2死二塁の先制機に、日本ハム先発・伊藤のスライダーを打ち損なって二ゴロ。1点を追う9回1死一塁の一発逆転サヨナラ機にも、石川直が投じた真ん中付近の149キロ速球をとらえ切れず、浅い中飛に倒れた。

 辻発彦監督は「あいつ、大丈夫かね? 今年に入ってから、こんなに調子が悪いのは初めてだからね。ちょっとおかしいなと思っても、すぐに修復ができていただけにね」と首をかしげる。

 さらに「気持ちが逆に邪魔をしているのかもしれない。みんなが打てていないだけに、なおさら自分が打たないといけないという気持ちが、強く出過ぎているのかも。もう少し肩の力を抜かないといけないと、打撃コーチと話をしているけれどね……」と責任を背負う主砲の胸の内へ思いを寄せた。

辻監督「普通にやることが、野球で一番難しいのですよ」

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