鷹・又吉克樹、来週にも実戦復帰へ 負傷後初のシート打撃登板「もっと上げないと」
シート打撃で打者9人と対戦し、41球を投じる
ソフトバンクの又吉克樹投手が17日、タマスタ筑後で負傷後初めてシート打撃に登板した。若手選手たちを相手に41球を投げ、来週中にもファームの試合で実戦復帰する見通し。今後の状態次第だが、シーズン中に復帰できる可能性も出てきた。
7月8日の日本ハム戦(PayPayドーム)で右足甲の骨折などを負い、競技復帰まで3か月前後と診断されていた又吉。この日、約2か月ぶりに打者を相手にボールを投じた。打者9人と対戦し、2安打を許したものの、3つの三振を奪い「まずは骨折して2か月ちょっとでここまで戻ってこられて、球団スタッフ、トレーナーのおかげでもありますし、まずは1つ壁を越えられたかなと思います」と振り返った。
まだ、ボールの感触に対しては物足りない様子で「まだまだだな、と。自分が求めているものに対して、2か月ほぼ投げていない状態からだったので、もっと上げないといけない。ここからどう上げていくかというのを考えながら過ごしたいなと思います」と、更に状態を挙げる必要性も感じた。ここからは本来の投球を取り戻す作業へとシフトしていくことになる。
シート打撃に登板したことで、次の段階は実戦復帰になる。週明けは2軍、3軍ともに試合がなく、最速は22日の3軍の北九州戦(下関)に。23日からはタマスタ筑後でウエスタン・リーグの広島戦が組まれており、そこでの登板の可能性も。優勝へのマジックを「9」としているソフトバンク。頼もしいリリーバーが、シーズンの最後に戻ってこられるかもしれない。
(Full-Count編集部)