相次ぐドラ1の背番号“格下げ”　西武右腕は異例の直訴…中日は9選手大シャッフルも

石川昂は3年で「2」を「25」…今井達也は志願して「11」を「48」に

　1日のNPB各球団では背番号の変更が相次いだ。今季セ・リーグ最下位に終わった中日は、新入団10選手の背番号を発表するのに合わせ、9選手の背番号を変更すると発表した。2019年ドラフト1位の石川昂弥内野手は3年間付けた「2」から「25」となる。

　今季途中にオリックスからトレード加入した後藤駿太外野手は「00」から「53」に、高松渡内野手は「0」から「51」に変更。また支配下をつかんだ福島章太投手は「209」から「64」に、育成契約となる岩嵜翔投手は「16」から「203」となる。

　石川が背負っていた「2」は、亜大からドラフト6位で入団した田中幹也内野手の背中に移った。また同2位の村松開人内野手（明大）も「5」というレギュラークラスの番号を背負う。ドラ1ルーキーの仲地礼亜投手（沖縄大）は「31」に決まった。

　また、西武の今井達也投手は契約更改を終えた席で、今季まで背負った「11」から「48」への変更を発表した。一見“降格”にも映るほど大きくなるが、今季まで「48」をつけた武隈祥太投手の番号を受け継ぎたいと、自ら球団に直訴したのだという。

　エース級の能力は誰もが認めるものの、今季は故障に泣き9試合で5勝1敗、防御率2.41に終わった。「正直言って、入団以来チームにあまり貢献できないことが大半だった。心機一転、武隈さんの背番号をもらって、モチベーションは『11』の時以上になると思います」と巻き返しを期した。

（Full-Count編集部）