体感は直滑降「2mくらい落ちてる」 打者笑うしかない“絶望軌道”は「打てるわけねぇ」
最速158キロの速球とスプリットでオリ打線を翻弄
■中日 2ー1 オリックス(2日・バンテリンドーム)
中日の守護神、ライデル・マルティネス投手が投じた恐るべき“1球”に、注目が集まっている。2日にバンテリンドームで行われたオリックス戦で、同点の9回に登板。バットに当たりっこない無双ボールに対し、ファンからは「2メートルぐらい落ちてて」「こんなん打てるわけないやん」などと驚きの声が上がった。
1-1の緊迫したゲーム展開の中、マルティネスは2死から二塁打を浴びて勝ち越しのピンチを招いたものの、迎えた西野真弘内野手を、カウント1-2から148キロの宝刀スプリットで空振り三振に切って取りガッツポーズを見せた。この日最速158キロをマークした豪速球と、193センチの長身から滝のように落ちるスプリットとのコンビネーションに、西野も天を仰いで苦笑いするしかなかった。マルティネスはこれで、19試合連続自責ゼロ。中日の延長11回劇的サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
試合を配信した「DAZN」が、公式ツイッターで「セ界最強クローザー降臨」と最後の1球に注目。手のつけられない最強助っ人の反則級魔球に、「160越えの真っ直ぐに150ぐらい出るスプリット打てるわけないやん」「1人だけレベル1個2個違う」「打てるわけねぇ」「3年契約結んでるの犯罪だろ」などと、他球団ファンの羨望の声も含めて、さまざまな称賛の声が上がっていた。