勝利の方程式は5回から 西武“異例の戦術”支えるイケメン右腕「出番は毎試合ある」

西武・森脇亮介【写真:矢口亨】
西武・森脇亮介【写真:矢口亨】

キーマン森脇亮介…5回や6回を抑えて後ろへつなぐ

■西武 2ー1 ヤクルト(9日・ベルーナドーム)

 西武の生命線はいま、好調のリリーフ陣にある。救援に限ったチーム防御率はリーグトップの2.61(先発陣は同5位の3.33、投手陣トータルでは同4位の3.07)。先発が早い回で降板した後、小刻みの継投で勝利をモノにする試合が増えている。とりわけ5年目右腕の森脇亮介投手が、試合中盤の5回もしくは6回の1イニングを担い、存在感を放っている。(数字は9日現在)

 9日に本拠地・ベルーナドームで行われたヤクルト戦。森脇の出番は、先発の隅田知一郎投手が5回96球1失点で降板した後、1点リードの6回だった。先頭の川端慎吾内野手に左前打されたものの、村上宗隆内野手をカウント1-2と追い込んでから、得意のフォークで空振り三振に斬って取る。続くドミンゴ・サンタナ外野手も内角低めのフォークで空振り三振、内山壮真捕手はスライダーを打たせて三ゴロに仕留め、無難に役割を果たした。

 西武は7回以降も、平井克典投手、佐藤隼輔投手、増田達至投手が1イニングずつ抑え、結局5人の継投で2-1の勝利をもぎ取った。松井稼頭央監督は「もちろん、先発投手に1イニングでも長く投げてほしい気持ちもありますが、なんとか勝ち切るためには森脇の存在が大きいです」と称えた。

出番は「毎試合、常にあると思って準備しています」

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