鷹、戦力外5選手が現役続行を希望 森「違うステージで」、上林「自信はちょっとある」

ソフトバンク・上林誠知(左)と森唯斗【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・上林誠知(左)と森唯斗【写真:荒川祐史】

2015年ドラフト1位の高橋純平「投げられるマウンドがあるなら挑戦したい」

 ソフトバンクから戦力外通告を受けた森唯斗、嘉弥真新也、高橋純平、古川侑利の4投手と上林誠知外野手が23日、PayPayドームを訪れ、ナインに挨拶した。報道陣の取材に応じ、5選手とも現役続行を希望。森は「まだまだやりたい」と本音を明かした。

 前日22日にソフトバンクは7選手と来季の支配下契約を結ばないことを発表した。通算470登板、127セーブ、105ホールドを誇る森や左キラーの嘉弥真だけでなく、ドラフト1位で入団した高橋純、佐藤直樹外野手らにも通告し、大胆な戦力整理を行った。森は小久保裕紀新監督と「(一緒に)やりたい思いはありましたけど、こういう結果なので。そこは受け止めて、違うステージでやれたらなと思います」と新天地を探す。

 高橋純は2019年45登板でブレークの兆しを見せたが、2年間1軍登板はゼロで「腐りそうになった」と本音も。「まだ僕が投げられるマウンドがあれば挑戦したいなという気持ちが強かった」と話した。左のワンポイントとして活躍し、通算463登板を誇る嘉弥真も「今は悔しい。まだまだ投げられるし、投げたいし、僕の経験で拾ってくれる球団があればな、と思っています」と気持ちを明かした。

 上林は2018年には全143試合に出場して打率.270、22本塁打、62打点を記録。しかし、その後は怪我に苦しみ、昨年5月18日には右アキレス腱を断裂した。「ちょっとビックリしましたけど、球団がそういう考えなので従うしかない。現役は続けるつもりでいます」と明言。「自信はちょっとあります」と再起に意欲を示した。

 現役ドラフトで加入した古川はわずか9試合の登板に終わった。2021年の巨人時代に受けて以来、2度目の戦力外。「この1年が勝負だと思っていたので、結果を残せなかったのは悔しい」と話し、「体は元気」「真っ直ぐを見てほしい」と新天地へ向け、気持ちを切り替えた。

 高橋純、嘉弥真らはトライアウトも検討している一方で、森は参加せずに新天地から声がかかるのを待つ。主力やドラフト1位が立たされた岐路。手を差し伸べる球団はあるだろうか。

(Full-Count編集部)

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