2度の手術、開幕16-0で2軍落ち…“奇跡”のサヨナラ弾に続く反響「マジ泣ける」

サヨナラ本塁打を放った西武・若林楽人【写真:小林靖】
サヨナラ本塁打を放った西武・若林楽人【写真:小林靖】

西武の4年目・若林が1日の日本ハム戦で先制&サヨナラ弾を放った

 西武・若林楽人外野手が1日にベルーナドームで行われた日本ハム戦で先制&サヨナラ弾を放ち、自身初の1試合2本塁打で劇的勝利に貢献。2度の手術を乗り越えた4年目26歳の活躍にファンも「マジで泣ける」と歓喜した。

 若林は2回に先制の1号ソロを放つと、1-1の同点で迎えた9回2死二塁、日本ハム・齋藤友貴哉投手の初球のスライダーを捉え、西武の応援団が陣取る左翼スタンドにサヨナラ弾を突き刺した。仲間から祝福の水を浴びせられ、次々とハグを交わした。

「本当、なんていうんですか……無心でいきました。それ(勝利)が一番うれしく思います」

 2020年に駒大からドラフト4位で入団。1年目から俊足を武器に5月の段階で両リーグトップの20盗塁をマークしていたが、試合中に左膝を負傷。同年6月に左膝前十字靭帯再建術を受けた。2022年の復帰後も思うような結果を残せず、昨年は36試合出場で打率.261、1本塁打、7打点、4盗塁。同年オフに手術で使用した金具を除去する手術を受けた。

 今季は開幕1軍スタートも、4試合で16打数無安打で4月8日に2軍へ降格。同21日に再昇格を果たしていた。チームは3・4月で8勝18敗と低迷。チーム打率.201と攻撃力不足は深刻だった。

 5月に入り、その初戦で手術から復活した“快速”が打撃でチームを勝利に導いた。DAZNが公式X(旧ツイッター)に「若林大大大劇場」とコメントをつけてサヨナラ弾の動画を投稿。ファンも「この笑顔見るために応援してる」「マジで泣ける」「勝たせてくれてありがとう」「楽人さんの喜びようで涙腺うるむ」「月が変わるとツキがやってくる」と喜びのコメントを寄せていた。

【実際の映像】場内は歓声と涙…苦難乗り越えた若林のサヨナラ2ランに感動続出

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