元ドラ1・佐藤直樹が支配下復帰 柳田悠岐の負傷離脱を受け…半年でスピード昇格
2019年ドラフト1位で入団も、昨オフに戦力外…背番号30に決定
ソフトバンクは1日、育成契約を結んでいた佐藤直樹外野手を支配下選手登録すると発表した。背番号は30に決定。佐藤直は2019年ドラフト1位で入団し、昨オフに育成再契約を結んでいた。5月31日の広島戦(みずほPayPayドーム)で柳田悠岐外野手が右足を負傷し、途中交代。長期離脱が避けられない状況もあり、球団が急遽決断した形だ。
会見に臨んだ佐藤直は「昨日、急遽夜に電話がきて、びっくりした気持ちと、またここから始まるなと。ここからが本当の勝負だなという気持ちです」と笑顔を見せた。
昨夜までは2軍戦出場の関係で関西にいたため「電話で明日支配下登録するんで福岡戻ってきてくださいと言われました。(家族に連絡すると)泣きそうになるくらい喜んでくれました」と喜んだ。
佐藤直は報徳学園、JR西日本を経てソフトバンクに入団。昨季までのプロ4年間で通算114試合に出場し、打率.129、2本塁打、4打点。育成選手として臨んでいる今季は2軍戦で33試合に出場し、打率.347、2本塁打、15打点をマークするなど、支配下選手登録への返り咲きに向けてアピールを続けていた。
一方、柳田は31日の試合で3回に二ゴロを放った際に右ハムストリングを痛め、途中交代していた。試合後に取材対応した小久保裕紀監督は、長期離脱を覚悟するかとの質問に「もちろん」と答えていた。
三笠杉彦GMは「昨日、柳田選手の怪我による離脱というのがありましたので、監督とも相談をして、急遽決定して。2軍の遠征中でありましたが、福岡に戻っていただいて、今日この場で契約をさせていただいた」と説明した。
(Full-Count編集部)