中日30歳は「なぜ戦力外だったのか」　育成から衝撃の台頭…連日の殊勲打が「凄すぎる」

中日・板山は9回1死満塁で代打サヨナラ安打…連日の殊勲打で3連勝に貢献

■中日 2ー1 広島（7日・バンテリンドーム）

　今季中日に加入した板山祐太郎外野手が、2日連続で大仕事をやってのけた。7日の広島戦（バンテリンドーム）で9回に代打で登場し、値千金のサヨナラ安打。首位相手の3連勝に大貢献した30歳に、ファンは「板山凄すぎるわ」「中日に来てくれてありがとう」「一度戦力外になって這い上がってきた男」と歓喜の声をあげている。

　板山は1-1の9回1死満塁で、石川昂に代わって代打で登場。広島の守護神・栗林が投じた140キロ変化球を捉え、一、二塁間を破るサヨナラの右前適時打を放った。殊勲の一打に本拠地は大歓声。ヒーローは歓喜のウォーターシャワーを浴びた。

　8年間在籍した阪神から、昨年オフに戦力外通告。育成で中日に入団した30歳が、神がかった活躍を見せている。6日の同カードでは「5番・右翼」で出場し、1点リードの場面で相手エース・大瀬良から6年ぶりのプロ2号。ここまで打率.329（73打数24安打）をマークしている。

　這い上がってきた30歳にファンも胸アツ。SNSには「なぜ戦力外だったのか」「まじですげーなw」「彼に何が起きたの？（笑）」「板山えぐい」「板山最高の恩返ししてくれたな」「板山バケモンで草、お前変わったな」「中日にきて良かったね」「いい仕事するわ」とコメントが寄せられた。