引退発表の福田秀平に鷹・柳田悠岐がねぎらい 「ボロボロになるまで僕にはできない」
同学年の“盟友”に柳田が語った思い「尊敬してます」
ソフトバンクやロッテでプレーした「くふうハヤテベンチャーズ静岡」(以下、くふうハヤテ)の福田秀平外野手が1日、今季限りでの現役引退を発表した。福田とチームメートとしてプレーし、公私ともに親交の深いソフトバンク・柳田悠岐外野手が、同学年の“盟友”に対してねぎらいの言葉を贈った。
柳田は福田から事前に連絡を受けていたと明かし、その際の受け止めについては「本当にお疲れ様でしたっていう気持ち。体がボロボロだったというのも知っていましたし、とりあえずゆっくり休んでほしいなという気持ちになりました」と口にした。
福田は2006年高校生ドラフト1巡目で多摩大聖ヶ丘高からソフトバンクに入団。その4年後の2010年ドラフト2位で柳田がチームに加わった。「やっぱり早くからプロの世界で揉まれていた選手だったので、すごく頼りになるというか。色々と話を聞いて、教えてもらって。やっぱり同級生なんで、食事にも一緒に行ったりして。たくさん思い出はあります」。当時の思い出を口にした。
2019年オフに福田が国内FA権を行使し、ソフトバンクからロッテに移籍した。「こうやって(ホークスで)一緒に戦ってきたチームメートなので。ものすごく寂しかったですね。敵にはなりますけど、頑張ってほしいなという。その時はそういう気持ちでした」と柳田は振り返った。
ロッテ移籍以降は度重なる故障に苦しまされてきた福田。自身も大怪我を何度も経験し、現在もリハビリ中である柳田は、今回の決断について「自分は体がボロボロになるまでできるかって考えたら、やっぱりできないなと思う。本当に強い精神力を持っているんだなと、あらためて感じました。尊敬してます」と強調。元チームメートでもあり、友でもある福田に敬意を表した。
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)