鷹オスナ、緊急渡米の真相激白「すぐ戻ってくる」 守護神がチームと交わした“誓い”

ソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:荒川祐史】
ソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:荒川祐史】

オスナからファンに伝えたい「怪我があって、それを治すために帰ります」

 ソフトバンクは2日、ロベルト・オスナ投手が腰部の検査および治療のため渡米したことを発表した。オスナは渡米前に「Full-Count」の単独インタビューに心境を激白。帰国するにあたっての心中を明かし、ファンへのメッセージを託した。

「ファンの皆さん、監督、選手、コーチ、組織の皆さんに伝えてもらいたいのは、僕はリハビリをしにアメリカに帰ります。怪我があって、それを治すために帰ります。まずはそれを伝えたいです。リハビリが終わったらなるべく早く日本に戻ってくることを、皆さんに伝えてもらいたいです」

 鷹2年目を迎えた今季は30試合に登板して0勝2敗、20セーブ、防御率3.99。6月防御率6.75と、苦心が続く日々だった。7月2日の西武戦(東京ドーム)での登板を最後に、5日に出場選手登録を抹消された。その後の進捗について「日本では思ったようにリハビリが進まなかった。アメリカに帰って、チーム(ホークス)からもらったプランもあるし、それに基づいて少しでも早く戻って来られるようにアメリカでリハビリをするということです」と続けて説明した。

 チームは93試合を消化して60勝30敗3分けの首位に立っている。オスナにとっても、自分自身のキャリアにおいて大切な時間。治療に専念できるだけの環境を作ってくれたこと、決断をリスペクトしてくれたチームに「みんなが頑張ってこのポジションにいるから、リハビリをする時間をいただくことができた。チームメートにもすごく感謝しています。チームメートのおかげで時間をもらうことになりましたし、チームがいい順位にもいる。そこに感謝をしたいです」と深々と頭を下げた。

 渡米をすることにはなったが、チームとも「コミュニケーションは取れています。何かあったらすぐに連絡をすることもできます」と頷く。このままチームは、最大の目標であるリーグ優勝に向かって一戦必勝で戦う。右腕も「プレーオフで貢献できるように、1日でも早く戻ってきたいです。チームにもちゃんと『すぐに戻ってくる』と約束をしました」と明かした。オスナのホークス2年目は、まだ何も終わっていない。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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