「1点でも少なく守るなら岸田、小林」 巨人OBが分析…大城卓三が先発マスク激減のワケ
小笠原道大氏が高橋尚成氏のYouTubeで捕手の起用法など対談
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で、巨人の捕手陣について小笠原道大氏と対談した。昨季は正捕手に君臨も今季はスタメンマスクが激減している大城卓三捕手らの起用法について語った。
元捕手の小笠原氏は、起用については「監督、バッテリーコーチの考え方、兼ね合いがあるから。いい悪いではなく、何を中心に選んだのか」だという。
大城は昨季、134試合で打率.281、16本塁打、55打点と強打が武器だけに「昨年までは打撃中心で本塁打も2桁、そこに経験も積んで今の(阿部)監督みたいになってほしいという願望があっての起用だった。そこを今年どうなのかとなったときに、まず抑えないといけない。打つ打たないは水物。そこには投手を中心にした1点でも少なく守るんだったら岸田、小林になる。そこに投手との信頼関係も考えて」と分析した。
今季のスタメンマスクは岸田行倫が53試合、小林誠司が28試合、大城は18試合で、チームは現在首位に2ゲーム差の2位につけ、チーム防御率はリーグ3位の2.57と奮闘している。
「まずは捕手として力を発揮した場合に、打たなくても打ったと思われるようなものがある。打たなくても失点を防げば、失点が少なければイメージもいい」と小笠原氏。強肩が光る小林には「作戦を封じるっていうことにもなる、小林を使うことでほかの捕手の新しい発見もあるだろうしね」と話した。
また大城が打撃を活かすために捕手以外で出場することには「長打もあるし起用する場合もあるかもしれない」と可能性を示し、「言えることは大城頑張れ、それしかない」とエールを送った。