阿部巨人に迫られる決断 変わらず信頼かローテ再編か…山崎伊の気になる“数字”
山崎伊の対広島戦は今季0勝2敗、防御率7.71、カード別ではワースト
■広島 8ー3 巨人(20日・東京ドーム)
阿部巨人の泣きどころとなってしまうのか。巨人・山崎伊織投手は20日の広島との首位攻防戦(東京ドーム)で4回を投げて今季ワースト7失点。初回から先頭打者を出すなどリズムに乗れなかった。山崎伊は「初回から(先頭の)次の打者も出してしまったので。頭を出したくないっていう気持ちで投げてはいるんですけど、もし出してしまっても切り替えて、次の打者でアウトを取ることを考えなきゃいけなかったと思います」と肩を落とした。
どうもうまく行かない。山崎伊の対広島戦は今季3試合登板して0勝2敗、防御率7.71。カード別では最悪の成績だ。杉内投手チーフコーチは「点を取られちゃいけない気持ちが強いんでしょうね。広島って投手がいいから。先に点を与えてしまってズルズルいってしまうパターンだと思うんですけど」と分析した。
ローテ通りに回れば、週の頭を任せられる山崎伊は9月10日からのマツダスタジアムでの広島3連戦の初戦で再びマウンドに上がる。6日の対戦時も6回5失点で敗戦している右腕は「自分の実力不足ですね。またやり返せるように頑張ります」と悔しさを見せた。
9月の3連戦はペナントレース最佳境となる。信頼変わらずに山崎伊でいくのか、ローテを再編するのか。首脳陣は決断に迫られることとなりそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)