好循環を生む天真爛漫な2年目は“相談役” 華麗なステップ、金髪サラリ「見て、学ぶ」
「BsGravity」連載…第7回は「SAAYA」
オリックスの球団公式ダンス&ヴォーカルユニットは結成11年目を迎える。今季は新たな“挑戦”をスタートさせ、「BsGravity(ビーズグラビティ)」として躍動。メンバーは「BsGirls」9人と「BsGuys」5人の男女混成14人でスタジアムをさらに沸かせている。第7回は在籍2年目でパフォーマーを務める「SAAYA」に話を聞いた。
1年目の昨季は“あたふた”していたのが本音だという。「今年で2年目を迎えて、後輩が入ってきてくれたこともあって、自分ができる範囲で支えられたらなと感じています。去年の自分を思い出したりもしますね」。新たに「BsGuys」5人と「BsGirls」2人の7人が加入した今季、SAAYAの気遣いが生きている。
「新メンバーが加入して、パワフルさ、力強さがワンランク上のところに行けている感じがします。昨年、1年目だったので、私は少し(新メンバーの)気持ちがわかったりします。だからこそ、何かを聞かれる前に『こうだよ』など、少しでも教えてあげれたらいいなと思っています」
「BsGuys」5人の“相談役”も務め「今まで男性と一緒に活動をしたことがなかったので『どんな感じになるんやろ』とは思っていました。雰囲気もどうなるかわかっていませんでしたし、どうなるのか考える時期もありました」。視線の先には、同じ目標地点があった。
「頼りになる時もありますし、良い意味で上下関係が厳しすぎることもなく、仲良く活動できていると思っています」
後輩たちの“お悩み相談室”を開講中
1期上の“お姉さん役”がチームを引き締める。SAAYAが昨季「BsGirls」に加入した理由は「野球もダンスも大好きだったので」と素朴な表情で明かす。「周りにダンスを踊っている方があまりいなかったので、なかなか(詳細を)聞ける人もいないという状況でした」。だからこそ、今も後輩たちの“悩み”を聞き出す。
「最初はSNSの動画投稿やYouTubeを見て研究していましたね。見て、学ぶじゃないですけど、それしか方法はなかったので。私も入った当初、先輩にたくさん疑問やわからないことをぶつけていました。すごくいい環境で踊らせていただいているので、後輩たちにもその環境のままでいてもらいたいと思っています」
自身のアピールポイントを尋ねられると「表情ですかね。あと……。全身の骨を鳴らすことができます。指とか膝も……」。天真爛漫な姿が、好循環を生んでいる。
(真柴健 / Ken Mashiba)