DeNA26歳は「なぜ戦力外?」 鷹打線を圧倒…右腕が刻む“0/5”の衝撃「宝石のよう」

ソフトバンク戦に登板したDeNA・中川颯【写真提供:産経新聞社】
ソフトバンク戦に登板したDeNA・中川颯【写真提供:産経新聞社】

DeNA中川颯は日本S第2戦で1回2/3をパーフェクト…PS5試合連続無失点

■ソフトバンク 6ー3 DeNA(27日・横浜)

 DeNAは27日、横浜スタジアムで行われたソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ2024」第2戦に3-6で敗れた。本拠地2連敗で苦しい展開になったが、4番手の中川颯投手は1回2/3を完全投球。クライマックシリーズ(CS)を含め5試合無失点で、ファンは「なぜ戦力外?」「宝石のよう」「無双じゃん」と声をあげている。

 26歳サブマリンは4点ビハインドの6回に登板。3者凡退で抑えると、7回もマウンドに上がり今宮、山川を打ち取ったところでお役御免となった。この日、一発を含め3安打を放っていた山川を空振り三振に仕留めるなどパーフェクトリリーフを見せた。

 桐光学園高から立大を経て、2020年ドラフト4位でオリックスに入団。1軍登板は2021年の1イニングのみで、育成で臨んだ昨年オフに戦力外を通告されたが、昨年11月に地元であるDeNAに支配下で加入した。

 新天地で目覚めた。今季は29登板(6先発)で3勝無敗1セーブ5ホールド、防御率4.42。ポストシーズンではさらに冴えわたっている。巨人とのCSファイナルステージで3登板無失点。日本シリーズでは26日の第1戦で打者1人を封じ、この日も1人の走者も許さなかった。

 ポストシーズン5登板で5回1/3を投げて2安打7奪三振無失点。四死球も与えていない。圧倒的な投球を続ける右腕にファンも歓喜。SNSには「絶好調すぎる」「天才すぎて眩しい」「期待しかない」「大舞台に強い」「戦力外にした意味が分からん」とコメントが寄せられている。連敗スタートとなったDeNAにとって、逆襲の鍵を握る存在になったと言えそうだ。

(Full-Count編集部)

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