西武、鈴木将平ら3選手を戦力外…2023年ドラ5宮澤は1年で通告、ともに今後は未定
宮澤は北海道大初のNPB選手…野田は2年間で1軍出場ゼロ
西武は28日、宮澤太成投手、野田海人捕手、鈴木将平外野手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。3人とも今後については未定としている。
宮澤は北海道大、徳島インディゴソックスをへて2023年ドラフト5位で入団。同大初のNPB選手として話題を呼んだが、1軍登板はなし。2軍では12試合に投げて0勝2敗、防御率3.60だった。
球団を通じて「1軍で活躍することを目標に入団しましたが、思うような投球ができないなかで、自分の課題に向けて、それを乗り越えようと精一杯練習してきた自信はあります。ただ、それを結果に結びつけることができず、今は悔しい気持ちでいっぱいです。ベルーナドームでのオープン戦、ファンの皆さんの前で初登板を果たせたことは、プロ野球選手になったことを自覚できた日で、とても印象に残っています」とコメントした。
野田は九州国際大付高を経て2022年ドラフト3位で入団。2軍では2年間で計23試合に出場し、本塁打はゼロ本、打率.175だった。球団を通じ「2年間通して怪我が多く、入団当初に思い描いていたプレーができませんでしたが、1年目のファーム開幕戦での初安打はとてもうれしかった思い出のひとつです。今年こそは正捕手の座を奪いたいと思って練習してきました。10月には手術をしましたが、膝の怪我の影響が大きく、チームの戦力になれなかったことが悔しいです」と、悔しさを滲ませた。
静岡高から2016年ドラフト4位で入団した鈴木は、将来性を高く評価され、2018年にはイースタン・リーグの盗塁王を獲得。2019年には初の開幕1軍入りを果たした。2023年には自己最多72試合に出場して打率.240。今季は1月に左肘関節鏡視下クリーニング術を受けて出遅れ、33試合の出場で打率.191、0本塁打、OPS.468にとどまった。
鈴木は球団を通じて「どんなときでも応援してくださったファンの皆さま、良いチーム、良い同期に恵まれて、8年間向上心を持って過ごすことができました。レギュラーを取りきれなかったこと、また年明けに怪我をして、この1年間戦いきれなかったことが悔しいです。同期の今井とお立ち台にあがるという夢が達成できなかったことは心残りです」とコメントした。
(Full-Count編集部)