たった4登板なのに…元オリ右腕が年俸2億円で契約延長 米報道「信頼の表れ」
昨年までオリックスでプレーしたワゲスパック
昨年までの2年間オリックスに所属し、今季からレイズでプレーしたジェイコブ・ワゲスパック投手は、来季の契約が合意に達したと地元紙が報じた。今季は4試合の登板に終わったが、来季も“無事”にレイズでプレーできることになりそうだ。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が4日(日本時間5日)に「レイズ、ジェイコブ・ワゲスパックと来季契約に合意」のタイトルで記事を掲載した。31歳のワゲスパックは2022、2023年とオリックスに所属し、2年で63試合に登板。6勝13敗、防御率4.02、7セーブ、11ホールドの成績を残した。
2024年1月にレイズとマイナー契約を結び、3月初めにロースター入りした。同メディアによれば、レイズでは4登板で10イニングを投げたが、最後の登板は4月12日(同13日)で、その後、3Aに降格。5月に呼び戻されたが、右肩の回旋筋腱板炎のため60日間の故障者リスト入りした今季の経緯を伝えた。
さらに「ワゲスパックが60日間の故障者リストから復帰し、双方が来季の契約に合意したと発表したが、新契約の詳細は明らかにされていない。ワゲスパックは、メジャーリーグでのサービスタイム(ロースターに在籍していた期間)が3年未満であり、フリーエージェントになるために必要な6年に遠く及ばない。しかし、彼は2022年と2023年、日本で投手としてプレーした。海外から戻ってきた選手は、サービスタイムに関係なくフリーエージェントになることを可能にする条項が契約に含まれていることがよくある」と説明している。
また地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者が自身のXで「レイズとワゲスパックが来年(2025年)は130万ドル(約1億円9700万円)の年俸、そして2026年は150万ドル(約2億2700万円)の球団オプションで新たな契約に合意したとアップデートした」と投稿したことにも言及。その上で「ワゲスパックは今年あまり投げておらず、この契約は彼に対しての信頼の表れとして興味深い」と伝えている。
(Full-Count編集部)