鷹・生海が育成再契約 脳挫傷の診断受け10月末に戦力外…「イライラしてもしょうがない」
「プレーして結果を出すしかないと自分に言い聞かせた」
ソフトバンクの生海(いくみ、本名・甲斐生海)外野手が15日、契約更改交渉に臨んだ。その後にオンラインで取材に応じ、育成再契約を結んだことを明かした。推定年俸は現状維持の1050万円。
今年1月の自主トレ中に起きた打球事故の影響で「左側頭葉脳挫傷」と診断され、競技復帰に1年から1年半かかることを明かしていた24歳。10月28日には球団から来季の支配下選手契約を結ばない旨を通告されていた。
生海は「悔しいんですけど、また支配下に戻って、1軍でプレーすることしか考えていないです」と胸中を吐露。さらに「(復帰は)もう少しかかりそうなので、来年は3、4軍の試合に出ることからです」と見通しを明かした。
九州国際大付高から東北福祉大を経て、2022年ドラフト3位で入団。ルーキーイヤーの昨季は13試合に出場して20打数4安打の打率.200をマークしていた。左の長距離砲として飛躍を期待された今季はアクシデントもあって、実戦出場はなかった。
戦力外通告を受けた際には「正直もう正直怒りが勝っていますけど。納得いっていないし、どうしようかなって思っています」と口にしていた。しかし、この日は「最初はちょっと悔しさというか、イライラしちゃったんですけど、もうイライラしてもしょうがないと思って。そこはプレーして結果を出すしかないと自分に言い聞かせました」と語った。
(Full-Count編集部)