大谷翔平は「20勝+50HR」 二刀流復活へ、“超人”が思い描く現実離れした姿

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

糸井氏は2016年に53盗塁…「本当に疲労感が凄い」

 メジャー歴代5位の通算696本塁打を誇るアレックス・ロドリゲス氏は16日、都内で行われたトークショー「MLBレジェンド、Aロッドが世界一オオタニの凄さを語る」に登壇した。日本ハムや阪神などで活躍した糸井嘉男氏、野球好きタレントの稲村亜美さんも出席し、ドジャース・大谷翔平投手について語りあった。今季も前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成した偉才につて、糸井氏は来季以降「20勝で50本塁打」もあると期待を込めた。

 少年時代から憧れていたAロッド氏とのイベントが実現し、糸井氏は「昨日は眠れませんでしたよ!」と大興奮。「現実ですよね? 野球をやっていない方でも知っているレジェンドプレーヤー。一緒にイベントに参加できていい思い出になった。本当に憧れていて、顔を常々見ていました」と満面の笑みを見せた。

 糸井氏といえば、現役時代から筋骨隆々の肉体を生かしたプレーが持ち味だった。引退後も衰える様子はなく、この日もシャツ越しに厚みが分かる仕上がりぶり。そんな糸井氏でも、今年2月にアリゾナ州でのキャンプで大谷と交流した際は「僕も大きいと言われるんですけど、一回り二回り大きいです。あの体で50盗塁以上できたっていうのは考えられない」と脱帽した。

「怪我っていうのはつきものなので、怪我せずにシーズンあれだけ盗塁して過ごせたのはスペシャルなシーズン。誰にもできない」。「50回盗塁するってことはそれだけ盗塁できないわけで、その逆も言えますよね」と“独自分析”した。糸井氏もオリックス時代の2016年に53盗塁を記録したが、「190センチ以上の大男が盗塁したら本当に疲労感が凄いんですよ。ハムストリングだったり、毎日ケアをしていたんでしょうね。本当に考えられない数字です」と、称賛を惜しまなかった。

イベントに参加した糸井嘉男氏【写真:新井裕貴】
イベントに参加した糸井嘉男氏【写真:新井裕貴】

 大谷は来季二刀流の復活が期待され、「ピッチャー」に関する質問が及ぶと、「まさか僕のことを二刀流だと思っているの?」とツッコミ。「元祖でもない、投手はクビだから」と笑いを誘った。それでも「本当に20勝、50発とか。サイ・ヤング賞でホームラン王とかね。こんなこと想像できる選手って今まででいないですから。肘の手術2回目で心配ですけども、投げる姿が楽しみですね」と、期待を込めて締めくくった。

(新井裕貴 / Yuki Arai)

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