日本の名所に驚愕「高いビルが…見たことない」 フィンランド選手が興奮した“光景”

DeNAの秋季トレーニングに参加したルカ・ラエスマ【写真:町田利衣】
DeNAの秋季トレーニングに参加したルカ・ラエスマ【写真:町田利衣】

国技「ペサパッロ」のルカ・ラエスマが国際交流を目的にDeNA秋季練習参加

 フィンランド野球連盟に所属し、国技「ペサパッロ」のプロでもあるルカ・ラエスマ選手が、国際交流を目的にDeNAの秋季トレーニングに参加した。19日に打ち上げを迎え「トレーニングのやり方や考え方も学べてすごく良かった。楽しかったです」と約2週間の練習参加を振り返った。

 日本を訪れたのは初めてだったが、兄が1年間日本に滞在していたこともあり「ずっと来てみたかった」という。「人をリスペクトしてコミュニケーションを大事にする。フィンランドと似ていると聞いていた。イメージ通りだったよ」と笑顔を見せた。

「ただ日本で一つだけ驚いたことがあった。日本は道にゴミ箱がないのにとても綺麗。ゴミを捨てずにみんな持ち帰る。フィンランドには必ずゴミ箱があるのでそこに捨てていたので……」

 違いも受け入れつつ、横須賀市内の寮で若手選手とともに生活し、食堂では積極的に箸を使うなど日本文化に触れた。横浜駅前や東京タワーなど観光名所も訪れ「こんなに高いビルがたくさんある街は見たことがなかった。タクシーや人があんなにいるなんて」と興奮気味に語る。

 フィンランドの国技「ペサパッロ」は、野球から派生した競技。プロであるラエスマは、約2年前から野球の練習も始めた。決してメジャーとはいえないが「今回たくさんのことを学んだから、フィンランドの野球界が盛り上がるためにいろいろと還元できたらいい」とうなずいた。

「機会があればまたぜひ日本に来たいよ。今回は時間がなかったけど、関東以外の場所にも行ってみたい。とても好きな国になったよ」。異国で過ごした2週間は、23歳にとってかけがえのない時間となった。

(町田利衣 / Rie Machida)

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