広島ドラ2の25歳が引退発表 2球団で135登板の30歳が西武と育成契約…20日の去就
黒木優太が西武と育成契約、元広島で「火の国」の山口翔が引退発表
今季最下位に沈んだ西武は20日、今オフに日本ハムを戦力外になった黒木優太投手と育成契約を結んだと発表した。また、日本ハムは今季、台湾プロ野球(CPBL)でMVPに輝いた24歳右腕・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手と契約合意に達したと発表した。
30歳の黒木は橘学苑高(神奈川)から立正大を経て2016年ドラフト2位でオリックスに入団。1年目に55登板で6勝2セーブ、25ホールドをあげた。2019年に右肘のトミー・ジョン手術を受けた。
育成も経験し、2022年に1軍復帰。27登板で2勝2敗1セーブ5ホールド、防御率2.36でチームの2連覇に貢献した。2023年オフに吉田輝星投手との交換トレードで日本ハムへ。今季は2登板で防御率4.50に終わり、戦力外となっていた。NPB135登板で10勝47ホールドを記録した。西武・広池浩司球団本部長は「立正大時代から評価していた選手の1人で注目していました」などと期待を示した。
日本ハムが獲得した古林は2018年CPBLドラフト1巡目で統一統一セブンイレブン・ライオンズと契約。今季は21登板で10勝2敗、防御率1.66をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得。台湾リーグのMVPにも選出された。
昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップにチャイニーズ・タイペイ代表として出場し、野球日本代表「侍ジャパン」戦では6回1死まで完全投球を披露した。最速157キロ右腕を、新庄剛志監督は「とにかく、一目惚れ!」と評価している。
オリックスは20日、戦力外を通告していた村西良太投手と育成選手契約を結ぶと発表した。2019年ドラフト3位でオリックスに入団。2022年の22登板が自己最多で、プロ5年間で計52登板、2勝3敗13ホールド1セーブ、防御率は5.37の成績を残している。
また、独立リーグの九州アジアリーグ「火の国サラマンダーズ」は、元広島の山口翔投手が任意引退したことを発表した。25歳右腕は2017年ドラフト2位で熊本工から広島入団。2019年に9登板で1勝をマークしたが、以降は1軍登板がなく2022年オフに戦力外となった。火の国で2シーズンプレーし、現役を終えることになった。
(Full-Count編集部)